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絵日記マンガ、絵本、日々の事など
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Tempo Dolce 新里恵美さんのコンサート

4/6の日曜日に三浦海岸のSoave にて、
Tempo Dolceという新里恵美さんのコンサートに行って来ました。
ちらしや、CDのデザインをQK でお手伝いし
スタッフとして優しい時間(Tempo Dolce)を過ごさせて頂きました。
 
ピアノの音がこんなにテクスチャーがあるものなのか、と本当に驚きました。

恵美さんは、お話するととってもふわん、と優しい感じの方なのですが
いざピアノを弾くと、そのピアノはとても表情豊かで
時々情熱的な音で
そこに留学されてた「イタリア」を感じます。

コンサートの途中で話された話でびっくりしたのは
ソロコンサートはフルマラソンのように
体力を使うということ。
一つのコンサートが終わると、2、3キロ体重が落ちる事もあるのだそう!
なので筋トレはかかさないんだそう!
知られざるピアニスタの生活!
とはいえ、ピアノの前ではとっても優雅なのですが、
裏方にいたせいで、すっかり写真を撮るのを忘れ(><)
えみさんの素敵な黄色いドレス姿をお見せできません…

でも、youtubeで彼女のピアノが聞けます。



水がキラキラしている感が
目に浮かぶようだ


新里さんのコンサート
早くも二月に予定されていますが今から楽しみです
予約はHORIE館にて!

また Musica Soaveさんでは普段は音楽教室なのですが、ミニコンサートや時々ランチもしています。

この場所に入るとトスカーナを思い出します。
(行った事はないのだけれど…)
飾ってある燭台や、さりげなく置かれてるチェストなどが
空気を作っている感じ…

一階にはかわいいフレンチカフェ、CouCouさんもあるし
三浦海岸のカワイイスポットになっております。

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ある曲を巡る気の長いお話 第四章(最終章)

第四章 忘れたことを忘れた

そしたら
「ぜんっぜん覚えてない!」
とアッサリ。
「歌うか、演奏するかしてもらわないと、ぜんっぜんわかんない!」
というではありませんか
う、歌うのぉ~?

そこで、また絶対音感部の姉部長に向って歌い
オタマジャクシを書いてもらったのです。

それをメールに添付したら

「ぜーーーーんぜんわからん!歌ってみ」
というではないですか。
歌ってみ、てぇ!

ここで初めて私は携帯のボイスメールにむかって
あの旋律を高らかと歌ったのです。
歌うしかないのよ!
今の私には!
さあ立って!


それを送りつけたのだけれど

「だんだんおもしろいことになってきたけど
ほんっとぜんっぜんわかんない!」

orz

↑ほんとこの形になった私。。

もう本当に諦めるしかないのか。。。

またぺたりとお守りの楽譜メモを新居の壁にはり
うつろな目で無理矢理忘れ期へと
自分を導いたのでした。

第五章 かんたんに、あまりにもかんたんに

そしてほんとに本格的忘れ期のある秋の日のこと
インターFMのJazz Conversationを
仕事をしながら聞いていたのです。
そして終了の時の音楽をかけたとき
「この曲は長いので途中までしか入らないと思いますが」とかけたら

まず虫の声
そして、私の頭の中にある旋律をハミングする男性の声

そう、
なんと!あの曲が流れたのです!!

えええええ!ジャズ、だったのかよ!!!


後日その話を興奮気味にイギリスの友人にしたら
「おもしろすぎて腹いたくなってきたー!
なーーんだWayne Shorterだったのかーー」と。
面白がるのはいいんですけど
「なんで、Oって思ってたのかなー?」

"Maybe I said 'Oh,it's Wayne' "

感嘆符!
あちきは、感嘆符のOを何年も後生大事にお守りにしてたってわけかい!!

O!

とにかく。CDをなめるように見
飲むように聞いたその曲名は

ponta de areia



そして、サックスがWayne Shorterさんで歌っているのは
ブラジル人のMilton Nacimentoさんでした。
いい声。


今はテープ期からだいぶ進んで
ipod期?何期?かわかりませんが
24時間やっている密林にて
銀色に光るCDをその場でぽちっとし
何年にも渡るその曲をようやく自分の手にしたのでした!
最後はなんか、呆気なかった!


wayne.jpg

Jazz Conversation宛に
あまりにも嬉しくって、この一連の事をメールしました!
(パイロット版)
全然読まれませんでしたが
いともたやすく、魔法を解くようにその名前をおしえてくれて本当に感謝しています!

そして!残念なことに
先々週のJazz Conversationでは
Wayne Shorter特集だったのじゃーーー!
なのにワス、お出かけしてて聞けんかったのじゃ====!!!
つくづく、憧れとは遠いものだ、ということを実感します。
でもいいんだもん!
今は聞きたい時に聞けるんだもん!!

Inter FM Jazz Conversation

Wayne Shorter Native Dancer By Wayne Shorter youtube


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ある曲を巡る気の長いお話 第三章

第三章 忘れ期とティフォーゼ期
(*ティフォーゼはイタリア語でチフスのこと。
熱狂的なサッカーファンに向けて言うことがあると聞いた。
熱に浮かされる、ということらしく、ここでは熱狂の意味で使わせて頂きました)


しかし、この曲への熱、というのは忘れ期と一瞬のティフォーゼ期
がゆっくり繰り返しやってきて
CDを買いにいく、という所までなかなかいかないものだったのです。

でも、
「もし無人島に10曲だけ持って行けるとしたら」
のマイランクには絶対いつも入ってて
(そんなランキングをいつもやっているのか、という疑問はさておいて)
そこには
「ブラジル人Oの曲」とあるわけです。

引越をした前後
大量のテープを捨てるはめになり
今まで壁に貼っていたお守りの楽譜も無くなったのですが
もうそれは忘れ期のまっただ中。
とにかく「モノを捨てるマシーン」と化した私は
一ヶ月毎日モノを捨てていたわけです。

そのランキングをやったのは
(やったのかい、というつっこみはさておいて)
引越も落ち着いたある夏の夜。
そしてはた、と気がついたのです。

あ!私はあの曲が好きだった!
でも今ではお守りも聞けないテープもない!
私にはもう
「ブラジル人O」という手がかりしか残っておらん!
と突然のティフォーゼが起こって
それは堪え難いものとなったのです。

これは件のイギリス人に助けを求めなくては。

(彼は今ウェブ上でごきげんなジャズナンバーを
提供しているのでチェケラしてみてください。
無料で聞けるんだよ!
いいぜよ!


Eclectic Jazz )



mtape.jpg

なつかしのテープ 或はお守り。

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ある曲を巡る気の長いお話 第二章

第二章 テープ期の終わり 


すぐに、友人に曲名と歌っている人の名前を聞きに行ってもらいました。

大音量の中で
「ブラジルの人、O~」と大声で伝えてくれて
それをお守りのように大事に頭にしまって
その夜は更けていったのです。

後日、その話を持ち出してCDを買おうとしていたら
「あ、そのレコード自分が持っているから
イギリスに帰ったらテープに入れて上げるよ!」
と友人は約束してくれて、安心していました。

そのテープは確かに届いたのだと思う。
でもここから音楽環境っていうものが
どんどん変わって行った!
一番急激に変わったのではないか。

テープが聴けない環境になってしまったのです!

今思うと貴重な
「ラジオで教授とあっこちゃんのピアノ連弾」も
「甥っ子の0歳のテープお手紙」も
「ラジオのBing Crossby特集」も
もう聞けない!

それは置いておいて。。

どにかく、この曲、時々ふっと思い出しては
あの曲聞きたい!!!!と強い衝動にかられるものになったのです。
CDを買いに行こう!
そう思ったとき、手がかりが

「ブラジルの、Oで始まる人」
「私の頭の中にある旋律」
しかなかったわけです。

歌うしかないのか…?
ええ、歌ったのです。
CDショップのカウンターではなく
身内のものに。
姉はなぜか(笑)絶対音感を持っていて
高らかにその旋律を歌いますれば
なんとオタマジャクシを書いてくれる
才能も持っているのでした。

今度はこの音譜のメモと
ブラジル人、Oがお守り
必ず見つける!




1wayne

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ある曲を巡る気の長いお話

ある曲を巡る気の長いお話


~ある曲を巡る気の長いお話

 第一章 ある曲との出会い



その曲にであったのは、
1990年代の中盤位のこと。
私はイエローというクラブにいました。

友人たちと5、6人でワイワイしてたら、

その中のイギリス人の友人が、DJブースを見て、「あ!知り合いだ」と言った人は

UFO(united future organization)の人でした。
その頃はアシッドジャズ全盛期で

ダンサブルな曲とクラシックやボサノバがミックスされたりして
いままではであったことのないフィールドのものが出会う感じに
すごくぐっときたものでした。
今ではわりとそういう
「違うジャンルが出会う」というものは珍しくないけれど
その出会わせる人のセンスが出て
ただ踊るだけじゃなくって
体験する感じがすっごく楽しかったのですなー。

で、
ある曲が大音量で始まったとき
私は雷に打たれたようになりました。
始まりの音の後ろに虫の声もしたり
水の音もした気もする。
そこを静かにボサノバでも聞かれるような、
男性なんだけれど優しい高い音域で
口ずさむようなメロディがシンプルに流れるのです。
それは西洋的な音階じゃなくって
もっと民謡的なものでした。

曲がその場をがらり、と変えるというのを
初めて意識したかもしれない。

その曲と重なってダンサブルな曲がのっかってきても
わたしは素材となったその曲に集中してしまい
踊るというよりも、その音に浸る,感じで
とにかく、ボキは、かなりカンドーしてしまったのです!
((c)ukaji)



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