かいじゅうたちのいるところ
スパイクジョーンズ監督の
『かいじゅうたちのいるところ』録画してたのをようやく見ました。
最初ドキュメンタリーのように
マックス(主人公)の日常が綴られていて
おやおや、かいじゅうにインスパイアされて、
全然別のものを作ったのスパイクさん、
と思いました。
でも今考えるとその下地が
かいじゅうの島に行くまでの大切なものなんだなあと
子どもの頃って暇なんだよね
基本。
それがすごく大切だってあとで気がつくんだけれど
出て来るかいじゅうたちは
きっとマックス(主人公の男の子)の一部+、なんだろうなと
いじいじした角のはえたやつも
怒って手がつけられない、でも気分がいいとたのしいキャロルも
かれの一面なのかもな
かいじゅうの顔はすんごくおおきくって
みんなすごく寂しがり屋で
「かさなってねる」のが最高のたのしみで
だいじなものを口の中にいれて隠したり
ちょっとしたことですぐに怒って台無しにしたり
ああもう、この感覚は
こども、だ!
思いだしたよ
こどもってさびしいし(たぶん、家族がいても)、神経が全部空気にさらされてるみたいに
激しいんだよね
そんで、ずっとそうだと
イタイのでたまらんから制御するんだなー
そんで映画が終わって
しばらくたってから
自分のなかのかいじゅうがふーっとため息をついて
じわっと涙が出てきました。
こどもはずるくて、手に負えなくて,
自分でもどうすればいいかわからないものを持ってて
かいじゅうなんだな
あの寂しくって、でもたまらないきゅーーっとした思い
大事なものだなあ