イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号(火曜日のクラス)
咲き始めた紫陽花。
Hさんは読書ノート作りが佳境に入ってきました。
ノートの表紙、表4は出来上がり、中の構想とカット類の本番の絵を描き始めました。
かわいくてほのぼのしたカットも一度スケッチして
形をちゃんと把握してからカットに。
シンプルな絵ほどたゆまぬ準備が必要なのです。
どんなカットでもHさんらしい線で描けるところに
今までのスケッチの努力が現れています。
Kさんは紫陽花のスケッチ、そしてその後自分らしい表現を追及しました。
絵の中心はやはり花のたくさん集まる花びら、そしてその美しいグラデーション。
なので葉っぱ少し違う感じで水でのばして描いて、花を引き立たせるように。
とてもうまくいきました!
力を抜いた時にふと出てくるその人らしさ、そこが個性だなあと思います。
KIさんの紫陽花は、とってもユニーク!
彼女のユーモラスな線と色が現れています。
「写真のような絵が描きたい」と言われるのですが
ぜひこの唯一無二のユニークな絵を極めて行っていただきたいと思っています。
Uさんは形の把握がとっても正確。
そして色をつけた時のフレッシュで、みずみずしい画面がいつも教室で話題になります。
この紫陽花も変に力が入ってなくて、でもそこに凛とある感じがいいですね。
今回ツバメ号さんでは
たかおかゆうこさんの絵本展があり、絵本に使われた小さなおもちゃなども飾られていました。
主人公のねずみさんと小さなお茶セットもスケッチ。
かわいいものは描きたくなりますね
ベンシャーン、アボリジニの模様、そういう画集を見て
ますます刺激を受けたNさん。もりもり創作しています!
紫陽花も力強く、そして鈴のオブジェの模様にも興味を持って
どんどん描いています。
一つ、実験的な絵も。テクスチャーのあるボコボコした下地を作って
その上からガキガキと線を描いて、ちょっとロックなテイストに。
模様がこんなに溢れ出てくるというのも才能の一つと思います。
それぞれのワールドが炸裂した週でした!
紫陽花も同じものなのに、なんとそれぞれ違う表現で描いているか。
本当にこちらも刺激を受けました!
しかし紫陽花は細かい花の重なりなのでスケッチがたいへーーん!
イラストスケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号
風薫る五月。
爽やかな日曜日の朝、うみべのえほんやツバメ号でイラストスケッチ教室がありました。
Eさんはエッセイのイラストのラフのため
いろんな写真を見ながらスケッチ、その後シンプルな線画を目指します。
同じ登場人物がなんども出てくるので
いろんなポーズ、表情で同じ人物の統一性を持たせるのが
一苦労です。
一つの線で、怒ったりまた、力が入ったり
それを体得していっているのをそばで見ていると、
こちらも楽しくなってしまいます。
あまり私から、課題的なものを出すことはないのですが、
今回はUさんに「音の感じ」を絵にしてもらいました。
中近東風のすずの音の感じを、黄色と点と線で。
抽象的な感覚を磨くのも、絵画の醍醐味です。
また、筆の使い方も独自に色々バリエーションを
自分で開発されています🎶
Aさんには動物を写真からスケッチしてもらいました。
画材の色々も試していただこうと、ガラスペン、パステル、色鉛筆を使ってもらいました。
やはりいつも一緒の猫ちゃんのスケッチ、さすがリアルですー。
色鉛筆でふわふわした感じもうまく出せていますね。
自由な生徒さんYさんは
まず爪をカラフルにしてから創作に。
絵画教室にふさわしいポスターを作ってくれました♩
絵画教室@Bouquet Garni 五月
今月も美味しいお食事をいただいてからの絵画教室。
前菜はポテトと生ハムとサラダ(生ハムの塩が効いて絶妙!)
エビとサーモンのローズマリーソース(焼き加減でこんなに味が違うとは)
梅ジャムのケーキとアイスクリーム(梅ジャムの爽やかな酸味とケーキが不思議なマッチングです)
今回は家に咲いていたアルペンブルートいう小花とパンジー
ご用意いただいた花
それとマトリョーシカをモチーフにしました。
Kさんはモチーフをパンジーに決めて、まずはスケッチ。
少しテクスチャーのあるはがき大の紙に本絵を描いていくことに。
スケッチの段階である程度の形を把握します。
その後紫のパンジーを中心にかきあげますが、パンジーに水揚げが足りなかったので
次はお庭から黄色の大きなパンジーを。
色の違う黄色を使って、それぞれに微妙に違う花びらを捉えました。
大胆に葉っぱをはしょって塗り方を変えたのが、また花を引き立たせていると思います。
Tさんは一枚を丹念に描かれるタイプ。
今回もスケッチ、本絵を同じ紙で進めていきます。
鉛筆であらかたの配置を決め
色鉛筆で形を取りつつ、色を乗せていきます。
真ん中の黄色のパンジーの花びらのカールした部分が
もっとも力を入れた部分。
しかし力を抜いて描いたガラス瓶も成功していると思います。
力を抜いて描く、これはとっても難しいことですが
たくさん力を入れて描いていかないときっと到達できないところなのだと
私自身も肝に命じるところです。
Yさんは初めマトリョーシカを中心にスケッチをされています。
次にパンジーの裏側から透ける色にフォーカスされて
花を仕上げていきました。
一所懸命描くということは、じっとものを見るということですが
こんなに生きていてじっと花を見ることはありません。
じっとじっとものを見る、それを描くという行為は
愛着が湧くというか、自分のものになっていく
そういう気持ちになっていくものですね。