イラスト・スケッチ教室 9月火曜日のクラス
可愛いピンクの小さい野の花。
秋の雰囲気がしますね。
庭の金柑もだんだんと実が膨らんできました。
スケッチ用に一本づつお渡ししてみました。
Hさんの作品
野に咲く花、庭に咲く草花を季節ごとにスケッチしていく。
それがテーマになったHさん。
写生して絶対生のものを見て描かなくては、という先生も多いと聞きますが
摘める花ばかりではないので、写真を撮って描くのも良いと思っています。
ただ、写真を撮った時、メモ程度で良いので
かるーくスケッチ、箇条書きに花の特徴を、と頼んでいます。
それだけで写真だけ撮ったのだけとは違う
生の感覚が頭に、手に残ります。
それを頼りに描くと
絵を描くことだけじゃなくて、自分の記憶を楽しむような
そんな楽しみも出てきます。写真だけではできない感覚です。
また出来上がりにグッとリアリティが出てきます。
Hさんが選んだ小さい花、そして今回選んだ彼岸花は
どちらもとっても難しい花だと思いますが(細かい!)
Hさんは自分のものにして、最後はとてもかわいらしい仕上がりになりました。
花を描き、それについて調べ、スケッチにその花の特徴を書いていく。
それだけで宝物のスケッチブックになりますね。
Kさんの作品
描いているうちに、どの葉がどれで
どの実がどれか見当がつかなくなることがあります。
Kさんは、スケッチ途中で、
目印に色を載せて進めるという方法を最近取っています。
ふとわからなくなるというのは
一所懸命描かれている証拠だと思います。
そして、Kさんはとてもいい構図で絵を描かれました。
こういうセンスは、自分では言われて初めて気がつく、というものみたいなのですが
Kさん最近、どういう風に全体を一枚に収めるかというセンスが
格段にアップしていると思います。
どういう絵にしたいか、という最終形が頭にあるのだと思います。
Nさんの作品
Nさん、エネルギーが絵に現れています!
まずはスケッチした金柑です。
出来上がりの色、実体を掴む気持ちが強く
すごく対象物に迫っていますね。
少しざらっとした金柑の皮、葉っぱのカーブと
色の違い、逃さずに見えたものをそのまま描きたい!という気持ちが溢れるスケッチです。
そしてステンシルにも後半挑戦!
最初このお家の型ができた時
私はまさかこんな短時間で作ったとは思えず!驚きました。
そして色を塗っていくと、
不思議とあったかい雰囲気の
ちょっと東ヨーロッパ調の家が出来上がっていてきました。
絵から何かお話が始まりそうな雰囲気です♩
そして、お家で描かれたこの模様をみてください!!
す、すごい!!!
先月描いた影のスケッチがあるのですが
それから自分なりに展開していったというのですが
この世界!すごい、の一言です。
洋服の模様とかそんなものにしたいですねーー
Iさんの作品
Iさんは、今回初めての教室参加です。
そして絵を描くのはほとんどない、と言い張るのですが
もう全くそれは信用していません(笑
まず鉛筆で軽くスケッチを、と促したのですが
それで出来上がったのがこの金柑。
鉛筆だけで影と、金柑のテクスチャーと葉っぱの違いをかき分け
濃淡をつけていく。。。本当初めて描いたの!?!?
という仕上がりです。
緑を最後入れて出来上がった作品は
独特の雰囲気のあるものとなりました。
そしてステンシルとフリーハンドで描かれた絵は
これまた全然違う方向で
自由な気持ちがほとばしっている絵が出来上がりました。
菜の花の黄色がかわいい作品となりました。