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絵日記マンガ、絵本、日々の事など
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イラスト・スケッチ教室 10月火曜日のクラス


野山でこのカラスウリを見つけると
おお!クリスマスオーナメントみたい!と思うほど
光って見えますよね。
触ると意外と柔らかい。本当にカラスは食べるのかしら?


Hさんの作品
Hsan10tsbm.png
Hさんは目標が定まると
急に高速で絵をかかれます。
今回はこのイベントのためのイラストマップなのです
mandai.png
万代会館というツバメ号の目と鼻の先にある茅葺の建物。
この貴重な建物を保存していく一環として、
この会館でいろんなイベントの企画をされています。
お庭も木の種類も豊富で
建物の作りもとっても素敵な会館です。

茅葺の建物のスケッチから始めます。
道路と会場のスペースを測って
最終的にどんなものにしていくか。
フル回転で作りました。

印刷物のイラストの作りかたがありますが
いかに複雑にせずに画面を作っていくか、もデザインする時の大事な掟。
そしてそれを考えることも、クリエイティブな作業の一つだと思います。

Kさんの作品
Ksan10tsbm.png
Kさんは先月から絵の雰囲気や、アプローチの仕方が変わってきました。
徐々に、というよりも、急にがくんと上がるように
絵の質が変わってきたように思います。

まず、どう画面を作っていくか
急ぐわけではないのですが、躊躇なしに構図を定め
どうやって最終的にいろを伸ばすか
そのプロセスが急に早くなったのです。

しかーし!
なんとそれではなく今度はもっともっと
自由にささっと絵が描きたい!
という気持ちも出ているという
今までの自分の絵の描き方と全く違う描き方がしたい!ということなのです。

アートとは創造と破壊、全くそうなんだなーと思います。

次回の絵がどんな風になっていくか楽しみです!

Hさんの作品
Hrk10tsbm.png
Hさん、今回は何かが満タンな感じで来ました。
何かとは「ペタペタお絵描きしたい!」
という気持ちだと私は感じました。
そういう時、紙と手の間に
もう一個何かほとばしる器官があるのじゃないかと思わされます!
このどっしりした柿の色
花の豊かな感じ、うーー、いい感じですね!

Hさんの絵はこってり描いても
何か涼しさというか清さがあって、それが彼女のスタイル。

そして、今回描いたインパチェンス。
この花が終わると、まるで葉っぱが閉じたような形になるのですが
それをちょっとだけ指で潰すと
ぽん!とまるで芋虫みたいなくるくるしたものが出て来ます。
そしてその周りにはちいちゃなタネタネタネ。。
インパチェンスのひみつも教えてもらいました。

3才の園児さんが見つけた秘密らしいのですが、
ぽん!という感じと
タネが弾ける楽しさに、今保育園のインパチェンスのタネというタネは
飛ばされている模様(笑)

Nさんの作品
Nsan10tsbm.png

Nさんの今日のスタートは
意外にもクレヨンでの柿のスケッチでした。
柿、いろんな方々が描かれて、それぞれの柿が出来上がりましたが
Nさんの今回の柿はちょっと童話的な柿でした。

後半はどんな風な展開かなあ(ワクワク)としていたところ
色を決めるのに試し書きした模様が面白いぞ
ということに着眼し
不思議な宇宙の間取りのような!ものを作り始めました。

この、童話的柿からの、宇宙への旅!本当Nさんにしかできない楽しい旅です!

そしてこれは自宅で描いた蓮なのですが
hasu2.png

この縁は、フリーハンドなんですよ?そして思わずシンメトリなんですよ!
もうすごいと思いません?
もう、これを欲しい人いるのではないでしょうか??
Tシャツに、とかさ!
いやーたまげます。毎回。


Iさんの作品
ishsan10tsbm.png

Iさんはきっちりとスケッチするのと、
その緊張から解きほぐされたように
ふわっとフリーハンドで描くのと
その二つの行ったり来たりをしています。

今回とても良いなあと思ったのは
柿の色の付け方でした。
鉛筆で細かく形を取っていますが
それがわからないくらいこっくりと、でも少し力が抜けたように
色をのせています。
柿の向こう側と、柿の手前では描き方がすこーし違います。
その少しの違いが、立体感を醸し出しています。

そこに、フリーハンドと、きっちり描く絵の融合が見えたような
そんな気がしました。
まだまだきっと変わっていく絵だと思います。
そのプロセスを楽しんでいっていただければ、と思います^^

IRさんの作品
IRsan10Tsbm.png
今回飛び入り参加で随分遠くから来ていただいたIRさん。

絵を描くことの根本が
とっても自由な方でした!

渡した柿の影を描き!
不思議な模様のインクのシミを作り!
柿を抽象的に描き上げたかと思うと!
こってり模様を作るようにカラスウリを描き上げました。

まるで絵の具や紙を楽しむようなこどものような感じです。

でも、なんの意図もなく描いているとはいえ
構図の取り方がなんだかとてもオシャレ。

またどうぞ弾けに遊びに来てくださいね!

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イラスト・スケッチ教室 10月日曜日のクラス

タイトル10日
実りの秋がやってきました。

Eさんの作品
Esan10.png
こちらは足掛け2年(途中おやすみがありました)の作品です。

Eさんはお子さんの出産の記録を
一冊の本にまとめるべく、イラストと文章を練ってきました。
シンプルであったかい絵にしたい。
ふわっとしているけれど密度が濃すぎず
ちゃんと伝わる内容にしたい。

どうでしょう。全くその望み通りのものが出来上がりました。

特筆すべきは主人公の顔です。
毎ページ同じ人物が出てきます。
なので横顔、正面、泣き顔、笑顔、困惑、、、
人物描写もそうですが
状況に合わせての背景で、主人公に合うようにシンプル化した線のもの。

一所懸命描いていくうちに
すっかりEさんは自分のものにしたのでした。
そしてEさんのスタイルが出来上がりました。
もう、何を描いてもEさんらしい車、お花、風景が出来上がります!
それは、本当にすごいことです。

また自分で作ると、思っても見ない角度でいろんなことが見え
きっと他の本の成り立ちもわかると思います。

本当にお疲れ様でした!
さて、今度は私がこれらをスキャンする番!
頑張りますっ

Yさんの作品
Ysan10tsbm.png
Yさんはたまこの紙芝居を作り一段落。
今回は次回に作るもののベースを作る日となりました。

家に飾る絵を描くこと。
体操の展開図を描く事。
歌と写真、絵のエッセイ。

Yさんはもりもりいろんなことに挑戦しています。
それぞれのスタイルがありますが
Yさんはダンス、音楽、写真、イラストといろんな表現の手段を持っていて
それを統合している感じがします。
だから、コマ割りを作ってみたり
タブローの構成を考えてみたり
曲に合わせた詩をページわりしたり。。。
マルチにいろんなことをしています。

その中で急に
丘の上の二人のイラストが出来上がりました。

クリエイティブなことをしていると
あっちへ行ったりこっちへ来たり
そうかと思うと、突然閃いたりして
プランしてないものが出来上がることが。

それが、この丘の絵でした。

クリエイティブ、サイコーじゃね??

Uさんの作品

Usan10tsbm.png
もともと寒色系を好むのですが、今回は
宇宙を思わせるような複雑な色の繊細な色面を作られました。
色面を塗っている時
多分Uさんは自分に聞いて、何色が欲しい?と
対話しながら描いていると思います。

実際のものをみて、それを書きとっていくときも
その自分との対話があると
何か心の奥の自分の気持ちを、自分で叶えるような
そういう気持ち良さがあると思うのです。

そして具体的なものと、抽象的なものが出会って
今回はりんご的なものが作られました。

これは実はちょっとした次の段階に行かれた、ということかもしれません。
むふふ。


Sさんの作品
Ssan10tsbme.png

彫り方にも、色のつけ方にも
その人が現れると思いますが、このマーク、本当にSさんの几帳面さと
あと粘り強さ、プラスどこかお茶目さが出ていると思います。

ながーい時間彫るのですが
それが無心になって良いのだ、という人もいます。
またそれが苦手という人もいます。

この彫りの折り目正しさには、「たのしー」が現れていると思います。

意外と大きなハンコなので
刷るときは版を下に
紙を上にして、版画を刷るようにたんぽ的なものでこすると
パッキリと濃く仕上がります。

どんな風に使われるのかな?
出来上がりが楽しみですね

Aさんの作品
Asan10tsbm.png

真っ正面から柿に挑んだAさん。
まず色鉛筆で柿をなぞるように描いていったもの、
そして別の描き方で、オレンジの水性のマーカーで下地、
そして影やディテールを色鉛筆でのせていったのですが
すごくリアルな柿ではありませんか!

ツバメ号さんのカラスウリも
濃い赤で、こちらもスケッチされた方が多いのですが
秋の実りのオレンジが、光っています。

Kちゃんの本日のお店やさんは
スプーキーなレストラン。
Kchan10.png
私のオーダーはろくろっくびのパスタでした。きゃーーーー

Yちゃんは前半に一所懸命お花を描きました
ychan10.png

ガラスを透けるように、そして根っこまでちゃんと描いて楚々としたお花ができました♩

下のカフェギャラリーでは

2019年のオリジナルカレンダー「岡本よしろうのおいしい食べ物カレンダー」
原画展がやっていました。
クスッと笑う岡本さんの絵に
来年も寄り添ってもらいたいですね

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青森での鼎談 『暮らしのことば「方言」を楽しむ』

10月14日青森市のねぶたの家ワ・ラッセにて
拙著『まがなった』を中心に方言とえほんのお話をして来ました。
青森市読書連合会の西村惠美子先生と、
アナウンサーの境香織さんとの鼎談です。


(鼎談、とは三人で談話することだというのはご依頼を受けてから知りました!)
himeringo.png

(街路樹に姫林檎。。ああなんてめんこいんだ!!)


市民図書館と市読連の方々、そして境さんと西村先生が毎週えほんについて語る
『あ・い・こ・と・ば』という番組には今回本当にお世話になりました。


『あ・い・こ・と・ば』では毎回私のえほんがでる度に
境さんが取り上げてくださり
とても丁寧に読んでくださるのです。
境さんの声がまた澄んでいて素敵なんだよなあ。
もう数えてみたら10年以上のお付き合いです!
とは言え、実際にお目にかかったのはこの時が始めて!!!
IMG_6873.png
(ねぶたの後光が眩しい二人w)
懐かしく、しかし新鮮に初めてという不思議な感覚です!

オール津軽弁という珍しいジャンルの私のえほんも
長く読まれているのは、本当にこの番組のおかげだと思っています。


「あ・い・こ・と・ば」では西村惠美子先生も毎回登場されています。
そしてお目もじは始めて!
とっても楽しみにしていました

nishimurasennseito.png

(先生とお話していると、
なんと我が父と子供の頃に交流があったことや、
ご主人が私の恩師だったりと他にも色々な繋がりが!
話が尽きないダブル惠美子です)


鼎談の行われたワ・ラッセという建物、
青森駅を降りてすぐのところにあるのですが
モダンでかっこいい!
warasse.png


え!?こんな素敵なところで鼎談できるのですか!!??
と現地についてから驚きました。
暖簾をちょっと失礼!と上げたような入り口。素敵だー!

この建物には賞をとったねぶたが飾られていたり

IMG_6810.png
(ねぶたにも中間色が使われ始めたのはつい最近。このミントグリーンが綺麗でした!)

過去から、どんな風にねぶたが移り変わっていったかや
お囃子の体験コーナーなどがあり、是非是非青森へ来たら
行っていただきたい観光スポットとなっています。

本番前の打ち合わせ途中、体験ねぶた囃子の音が轟き、
久々に聞いた生のねぶた囃子に
滾るものがありました!
これから始まる鼎談、広いステージやお客さんのことを考え
少々ビビっておりましたが
太鼓がどんどどんどどん!とお腹まで響いて
気持ちを押されて応援されて本番に臨ことができました。
やっぱりねぶた、サイコーーー!

さて、鼎談に話は戻しますが
secchorui.png
(こんなに拙著を一堂に飾ってくださって感激。。)

「まがなった」が出来上がった前後の話、
出版社と私を繋げてくれたのも、実は青森出身の方だった!という事実、
まがなったという言葉が他の言葉には訳せず、
このえほんの核になった話、などをいたしました。

そしていつもはとっても素敵に、境さんが拙著を読んでくださるのですが
砂山、緊張しましたが始めて大勢のお客さんの前にて
正調派津軽弁にて読ませていただきました!

地元の方々にも「なぜ関東に長く住んでいるのにそんなに訛るのか…」と
驚かれたほどです。笑


また第二部ではリトミックの角田美津子先生の
津軽弁で歌うリトミックにも参加させていただ来ました。
「カレイッコ焼いて」という津軽弁の童歌の遊びが
すごく可愛くて、今度甥の子どもを膝に乗せてやってみよう!と心に斗しました。(笑)

皆さんに楽しんでいただけていたら幸いです!!

ラッセラーラセラ!
終わったあと、境さんとハネトに変身(笑)
haneto.png
私、顔をはめているとは思えないほどピッタリしていて
違和感がなさすぎです。。(爆)



そして次の日は故郷の浅虫へ

この島は「湯の島」という島ですが、
毎日この島をみて育ちました。
湯の島は見る場所によって微妙に形が変わります。
私が好きな角度はこのぽってりした形。
おにぎりみたいでしょう?
yunoshima2.png


幼馴染と散歩しながら
ビッキの丘のイメージとなった「ころび山」や懐かしい場所で
腹を抱えるほどくだらない昔のおもしろ話をしながら
文字通りころびそうになりました。
(三浦にある丘と、このころび山をイメージ)
korobi2.png
korobi1.png


故郷の空気感というのは独特のものがあり
鼻からも皮膚からも目からもぐーっと故郷を吸って
魂の奥にもらって帰りました!

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絵画教室@Bouquet Garni 十月

BG10titleのコピー

寒いんだか暑いんだか、と始まった10月ですが
やはりしっかり秋なのですね。
庭に突然なったザクロを中心に、絵を描こうと思います。

その前に。。美味しいランチは
サーモンのサラダで始まりました。
そしてビーフストロガノフ。このソースの軽さ、しかし深さはここにしかない
本当に絶品のソースです!

Bouquet 10 menu


Kさんの作品
Ksan10BG.png
Kさんは長い枝が特徴のお庭になった柿を描き始めました。
枝と実のプロポーションを整えて
画面のどこにどう位置させるか考え
今回もスピーディにかかれました。

時間が来て、その後ご自分で仕上げられたのですが
影のあり方と葉っぱの色
そしてつやのある実のバランスが
豊かな画面を作っていると思います。

「絵を描く楽しさがわかって来た」
というお言葉が現れている作品です!
その言葉がもっとも素晴らしい!!!

Tさんの作品

Tsan10BG.png
Tさんはささっと何度か下書きをされました。
これ、Tさんはこれまでしなかったことだと思います。
Tさんは一枚の絵をじっくりと仕上げていくタイプなので
スケッチ感覚で絵を描いて次にいく、というカジュアルな感じは今までありませんでした。

ものを掴む時に見ながら描いている絵は
「人からどう見られるか」を意識しない絵ですが
そこに把握した積み重ねが現れると思います。
この力の抜けたスケッチ、とってもいいと思います!

Yさんの作品
Ysan10BG.png

Yさんは今回途中で早めに帰ったので
スケッチはここまで。
ですが柿がどう枝に付いているかをとても真剣に見ながらの
スケッチでした。

モノクロのスケッチのみのスケッチ、と決めていくのも
ものを見るのにとても有益だと思っています。
モノクロだけの画面は
光と影を十分に考えることと、素材をどう表現するかを
一色で考えることなのである意味別の挑戦です。

Kさんのスケッチブック
Ksantecho10gatu.png

身の回りのものをちょっこっとスケッチ。
おやつやペンや醤油注ぎ。改めて描き始めると
なんと見逃していたかということがわかります。

絵を描くというのは
その物体を慈しむ別の形なんだなあと
Kさんのスケッチを見ると感じます。

Tさんの絵画
TsanHW10gatu.png

Tさんはもともと、こんな風に
いただいた季節の果物や、ふと目に止まったものを絵に描きたいと思って
始めた方です。

桃の美しいグラデーション
玉ねぎのつやと、少し土の匂いがしそうな根っこ
その描いている人の目、美味しそう、綺麗と言っているのがわかるような筆致。

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FM青森のラジオ番組「あ・い・こ・と・ば」

FM青森 ラジオ番組のAM9:30~10:00あ・い・こ・と・ばに電話出演します。

こちらのDJ境香織さんとは、「ねぶただ」を出版した時に
取り上げてくださってからの長いお付き合い。

毎回境さんの澄んだ声で
私の絵本を読んでもらうと
なんだかほろっときてしまいます。

青森で、「まがなった」「ねぶただ」を大切にしてもらっているのも
境さんのこの番組で
丁寧に読んでくださっているおかげだと思っています。

とはいえ、境さんとはこの10年近く
実際にお目にかかったことがなかったのですが
この秋ついに!お会いすることに!

境香織さんと、「あ・い・こ・と・ば」に出演されている
西村惠美子先生と三人で
鼎談という運びになりました。

『暮らしのことば「方言」を楽しむ』
日時 10月14日(日)12:30受付
            13:00開始
            15:35終了
会場 「ねぶたの家ワ・ラッセ」イベントホール
対象 どなたでも
入場 無料


です!
青森へ帰省するのも久しぶり、
とっても楽しみ!
どうぞお気軽に来てみてください!


posuta-青森鼎談

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