イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 火曜日クラス
Hさんの作品。
Hさんは最近めきめきと腕を上げ
描くものが決まった時はとても、スピーディーに仕事に取り掛かります。
今日はお花のスケッチと、知り合いの男の子のスケッチ。
人の表情、ポーズの捉え方も上手くなってきています!
「最後に目を入れるのが難しい」とHさん。
それはたぶん、イラストレーター全員が持つ悩みなのでは、と思います。デジタルで制作される人もきっと最後まで位置や大きさを何度も直す部分ではないでしょうか。
でも、そこまで絵を自分のものにしている、という証でもあります。怖がらずたくさん絵をたくさん描いていきましょう!
Kさんの作品。
いつもは正確にデッサン→水彩鉛筆で色付け→水で伸ばして完成
というプロセスを、今回は
薄くスケッチ→淡く水彩で色塗り→乾いてから、詳細を描きこむ
という手法をとりました。
「軽いタッチの絵を描きたい」という気持ちをお聞きし、この手法を提案しました。
正確にデッサンするのも絵ですが、
雰囲気を捉えて表現するのも絵です。
Kさんが描きたいと思っている絵は、力がいい具合に抜けた、フレッシュな雰囲気なものだと思います。
今日の紫陽花はその第一歩。
紫と黄緑のグラデーションがとてもきれいです。またガラスの表現もよく見て工夫されました。
きっと、この描き方がしっくりくるとKさんらしい表現にどんどん拍車がかかってくるのではないでしょうか。
Hさんの作品。
澄んだ美しい色が特徴のHさん。
今日は画面いっぱいに光がはなたれました!
花は実際よりも大きく、ナデシコは花火のように大胆に描いていきました。
いつもよく見て形をとりますが、今回は少し気持ちが伝わるような
抽象的な描き方にシフトしたように思いました。
この紙は、キャンバスのようなテクスチャーを持つ紙で、紙から引き出される表現、も、あるのかもしれませんが、Hさんは自分のものにしてきているように思います。
また、後半はツバメ号さんのコレクションの灯台やヨットのオブジェをスケッチ。
かわいい画面ができそう^_^
これはまた来月に楽しみも持ち越しです。
Nさんの作品。
絵本の絵に取り掛かりはじめた、Nさん。
最初、製図を描くようにコンパスや定規で
線を引いていきます。
仕上がりに色をのせるので、ペンの太さも変えながら描き込んでいきます。
と、ここまでくると、Nさんは自動運転のように思いもよらない模様を描いていくのですが
なんだか今日は少々違います。
「緊張しているのかな?」と首を傾げましたが
ここで相棒のガラスペンに変えた途端、
「あ!これかもしれない」とニッコリ。
時間切れとなりましたが、Nさんらしいオーガニックな線を取り戻しました!
自分にしっくりくる画材だと、どんどん描ける、乗ってくるのですよね。
Nさんワールドが花開きそうな来月です!
Yさんの作品。
Yさんは普段は日曜日にいらっしゃるのですが、今月はこちらに顔を見せてくれました。
Yさんも絵本を作っている途中ですが、
今回は全く別の感じの絵を描いてみました。
パステルで思うがままに色を楽しんで
画面を作っていきました。
パステルという素材は色も優しいですが
チョークのようにほろほろと紙に乗って
こすれば、ぼんやりグラデーションを作ります。
そのプロセス全てが、感覚が解放されるなあと思うことがあります。
描いているうちに色に埋没していくような感覚。
見る人も気持ちが良いものです。
Yさんもまた新たな方向へ行きそうな感じですね!