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絵日記マンガ、絵本、日々の事など
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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 火曜日の教室

いつもそれぞれの生徒さんが
別々のことをしているのですが、今日はいつにもまして
バラエティに富んでいたのでパチリ。

紙を千切る方いれば
ラップで画面を作る方も
一方、絵の具を使って花を、または鉛筆で丹念にデッサンを。。。
なんだかワクワクする風景です^^
IMG_9284.jpg

Hさんの作品

Hさんは二種類の絵の方向を探っているところです。
線画でささっと描いたものと
じっくりと仕上げたもの。

野山でフィールドワークの時に
その場でささっと描く時は
メモであり、花弁や葉の形、茎のありようなど
あとで仕上げるために情報が必要です。
ただ、その時の美しさ、というものもあります。
スケッチブックを見返すと、不思議なことに、その時描いた花とともに
周りの雰囲気や、温度なんかも思い出したりすることがあります。
多分、それが絵が持っている力なのかな、と思います。

たくさんたくさん絵を描いて、その人らしい絵になっていくことが大切。

そしてどんどんHさんはその方向が現れていると思います。

Kさんの作品

小さな実がついた葉っぱをみずみずしく描かれました。
バックの黄色が濃い緑を引き立たせています。

Kさんの絵はどんどんリラックスした線になってきています。

この絵も、カチカチに鉛筆デッサンしてから描いたわけではなく
大まかに形をとったら
絵の具でのびのび仕上げて行きました。

手前の描き方と奥では少し描き方も変えていて
いい雰囲気の奥行きが出ました。

この前にスイカの絵も描いたのですが
その時、絵の具の加減でスイカに光が当たったようになりました。
その塩梅をぜひ覚えていて、
自分のものにできると水彩の世界での強弱が
コントロールできるようになると思います。
ぜひそこも、あまり緊張せずに、トライしていってほしいです!!

Nさんの作品

Nさんは自作の絵本に向けて
いろんな技法で、ページの構成を考えています。
ベースは、Nさんにしか描けない模様の数々ですが
ふんわりした画面を下地に持ってきて
ページをめくる度に違うイメージで見る人を飽きさせない工夫をしています。

水彩のふわっとした色面に
ラップを乗せて、予期せぬテクスチャーを作り
その上に細かい模様のカタツムリを描く予定。

細かい作業と、こういったちょっとアスレチックな(!)技法のコンビネーション。
クリエイティブな気持ちが爆発です!

次回の展開が、とっても楽しみですね

KSさんの作品

今回、切り紙の作品
そして色の濃い画用紙に、ミルキーペンで絵を描いたKSさん。

KSさんの描く線は、戸惑いながらあちこちに進むのですが
出来上がった時にKSさんにしかできない
ある説得力を持った絵になります。

KSさんはそれを謙遜したり
全く方向の違う「写実的な絵が描きたい」とおっしゃるのですが
このちょっとおとぼけが入った、そしてセンスがいい線は
誰も描くことができないと思うのです。

前回こってりと色面を作って、線画を描いたのですが
今回は黒の画面に線画、
そしてちぎり絵で植物を描きました。

KSさんもまた、何か新しい方向が見つかったように思います!!

HEさんの作品


みなさん教室を始める時に口を揃えて
「絵はずっと描いてない」と言います。
それが本当かなあ?と思うほど
一つ描き始めると、どんどんうまくなって行きます。
HEさんは柔らかい世界を持っていて
一つの花を描くときも、その花に空想を持って描かれていきます。
もともと音楽家でいらっしゃるので
そんな風に対象や世界を自分の方に引き寄せられるのが
うまいのだろうと思います。

花を一つずつ描きながらこんな風に構図できるのも
「本当に絵を描いてなかったの??」と疑問が出るほどです。


今回3回目ですが
HEさんの優しい世界がこのスケッチから立ち昇るようです。

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イラストスケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号

梅雨がつづく中、日曜日の教室でおしゃべりしながらスケッチ。

Aさんの作品

Aさんは今回は「模写の気分」でお気に入りの本を持ってきてくれました。
青と赤の鉛筆で描くシンプルなイラスト集。
パッと見ると、すぐに描ける!と思うのですが
描いて見るとなかなか思うように良い形が出なかったり
本のちょっとテンがずれただけで顔の表情が良くなかったり。。

意外と難しいものです。

でも、自分の手の癖が、こういう模写でわかります。
右からのカーブはいいけど、左が曲がる、とか
ここで力任せに行ってしまった。。とか

こういう模写をしつつ、ぜひその
エラーの方を矯正して行くより
その味を好きになっていただきたいな、と思います。

Aさんはこのシンプルな線画がやはりしっくりくるようなので
ここから先も線画を追求して行くと思うのですが
自分が惹かれる、その形と
自分から出る線の雰囲気
がちょうど良く出会うところ、を探して行けたら良いなあと思います。

好きな色の組み合わせ、もやっていただいて
その時の気持ちの上がる感じ、も確認すると
さらに絵が良い感じになって行きました^^!

Mさんの作品

お仕事が終わると家でもコツコツ紙芝居を描いているMさん。
がんばっています!
絵本のコンペに間に合うように、今色付けの真っ最中。

まず主人公を集中的に塗ってもらっています。
これは主人公が一定で崩れないようにするためです。
一枚一枚の場面を描いて行くと
どうしても力が入るページとそうでもないページにバラツキがでて
そのため、めくったら印象が変わって主人公がわからなくなる、ということを避けるためです。

ふわふわした主人公は、パステルで独特な描き方で仕上げています(これがまた時間がかかるのです!!)
でも、描いている最中はとっても集中できて、爽快感があるのだそう。

コンペも大切なのですが
ぜひお子さん達に呼んであげて
どんな風に伝わったか、感じて欲しいと思います!


Kさんの作品


Kさんはフィールドノートに、ちょっとした草花の絵を描いたりしたい、と思っています。
そして対象物をきちんと正確に描くことも得意です。

けれども、フリーに、色を楽しむように描くことも好き。
一番最初の教室では、心のむくままに
ただ丸を描いて、色を思うさま塗る、ということをしました。

その二つを合わせたら、どうなるかしら?と提案して見ました。

良く生徒さんにお見せするのですが
サラミッダさんの南仏スケッチの本をお見せしました。
風景から着想を得た幾何学にも見えるような
畑のパターン。
フレッシュな木の実や
生みたての卵のスケッチ。
身近にあるものの色をじっくり味わって
それから着想を得て作品にしています。

Kさんもきっとそんな風に世界をみて行けると思います。

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絵画教室@Bouquet Garni

珍しい、シラーズの発泡ワインをいただきながら
おいしいランチの始まりです!
ビーフストロガノフが
絶品!

Kさんの作品

はしりの、三浦のスイカを大胆に真ん中に置いて
水彩で描いていきます。
Kさんがのびのびと筆を走らせていくのですが
形はわりと正確に捉えてきています。
スイカなどは影が見えにくいのですが、
これから影がどんな風な色になるか、を
じっと見て行って欲しいと思います。
楽しさが伝わる絵がいちばん!
Tさんの作品

ガラスでできた丸いオブジェは
ヨーヨーみたいです。
Tさんはつやつやした表面の光の部分を
紙の白を残して丁寧に描いていきました。
そして、手前にある椿の実の、くるん、とカーブした形。
Tさんは実はこの葉っぱが描きたいのだと思います。
前々から、手前から向こうにカーブしているもの、に苦手意識を感じてらっしゃるのですが、
多分Tさんの次のステップがここにあるのだと思うのです。
目に見える形は、頭では「葉っぱ」で楕円、とあるのですが
見えたままの形、それは頭の記号の葉っぱを裏切るわけです。
見えたまま、描くって
実は難しいのですよね。
素直に形を写し取る、その練習をしていきましょう!
するっとある時からできる、のですが、
その瞬間はある視点が開通するような気持ちの良い感じです!もうすぐですー!
Yさんの作品

チェッカーベリーという、かわいらしい赤い実をYさんはモチーフにしました。
葉の繁って、重なったところ
そこから覗く、かわいい赤い実、
白くておしゃれな鉢。
思わず描きたくなるモチーフです。
そして、配置など正直に写し取られていきます。
Yさんは、形を把握するのが得意なのです。
Yさんは、家でもスケッチしてきてくれました。
チェリーセージの小さな花を
こちらもうまく紙に納めて正確に書かれています。
Yさんのポイントは色で、どういう風に
影や形の重なりを表現するか、です。
色がどんな風に光で変わるのか、その目をどんどん研ぎ澄まして行きましょう!
今まで赤と認識したものが
いかにいろんなバージョンがあるか
きっと描いていくうちにどんどん見えていくと思います。
Oさんの作品

こちらは、美大卒の方です。
プリズムに写る微妙な影と色
アンティークの小さな小鳥の針刺
その組み合わせを水彩で、黙々と描いていきます。
プロであってもデッサンは欠かせないものです。
デッサンで、じっとものを見つめて
手を動かすのは、
運動選手が筋トレするような感じににていると思います。
見ていくとさらに見えるその先の色、
その目を通してこちらも感じていくのが楽しいです。

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親子イラスト教室@Musica Soave


Uさんの作品

ネットでみた画像で、Uさんが好きそうな水彩の絵を持って行きました。
"Never enough blue"
という言葉もまたステキで、Uさんも好きな青だし!とお見せしたら、
ビンゴ!でした。

こういうシンプルなもの、見ると
「ふんふん、こういう風に丸を作って
細く茎を描くのね」と思ってやり始めると
意外とこれが思ったようになりません。

ぽってり丸く、うまく紙に乗る水彩の量、
どれくらい乾いたら、茎を付け足せばいいか
紙の質はどんな感じが、自分が目指しているものと合うか

コレというものに行くまでお試ししなくて行けなくて
そこを楽しめると、辛抱の時間が短いように思います。

ターコイズグリーンの水彩が
紙、時間、量ともうまく行きました。
こういうことがだんだん積み重なって
シンプルな絵が出来上がるのだと思います。

Sさんの作品

Sさんは最近、一回の教室で一つのスタンプが完成できるほど
腕を上げてきました。

青森の版画家、さとうよねじろうさんの豆本がうちにあり
郷土玩具の鳩笛や鬼のお面の小さな版画集を
今回参考に、とお持ちしました。

色面によって版の数が変わりますが
どれも2〜3で、これならばきっとSさんは挑戦できるのでは
と思いました。

とてもかわいらしく文字もカクカクしていて
版画がもつ素直な雰囲気がSさんにぴったりと思いました。

頭、輪郭、顔
もうすでに版分けしていて
「版画の基本」をすぐに頭に入れていらっしゃることがわかりました。

ユーモラスでカラフルになりそうな予感です!


Kちゃんの作品

貝拾いをしたKちゃん
フレームに上手に貼っていって
その中の絵も描きました。

最近は馬がとってもお気に入りで
馬が題材の絵が次々と出来上がります。
この後は、セロファンでタピオカドリンク作りに精を出し
教室内で銀行まで開くほど。
お子さんたちのクリエイティビティには
本当脱帽してしまいます。

Yちゃんの作品

Yちゃんはスクラッチで花火の絵を描きました。
ちょうど下地にいいネオンカラーのクレヨンがあって
それを丁寧に丸く塗り分けて行きます。

このスクラッチ、下地を作るところで
飽きてしまうお子さんもいるのですが
Yちゃんは仕上がりを頭に浮かべて
とっても丁寧に根気よく塗っていきました。
だからどかーんと、大きくてカラフルな花火!

そしてYちゃんも、タピオカドリンク店へと引き抜かれて(笑)
透明のセロファンで本物みたいなストローを開発!

すごいなあ


Sちゃんの作品

Sちゃんは絵がだいすき。
韓流スターの絵を自宅で描いて
それを見せてくれました。
写真から鉛筆の濃淡を工夫して
「触れるような」感じに仕上げて行きます。

教室で、自由に描いてもらいながら
今は点と点であるイラストを
ある流れに沿って作って行けないか、ということ
具体的にはストーリーと絵を組み合わせて。。ということを
話をしました
どんな風になるかしら
楽しみですねーー♬

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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 日曜日のクラス



KSさんはもともと火曜日のクラスですが、
今回日曜日に顔を出して下さいました。
KSさんの描く絵は、線がとてもユニーク。
何を描いても、彼女らしさが出て線の強弱にオシャレな雰囲気が表れます。
ずっと写実的に描いてみたい、、と仰っていて、
少しだけ「面で描く」ということをアドバイスしたのですが、
今回はこのクラスの理念である「その人らしさ」に立ち戻ってもらいました。

ベン・シャーンの画集をみて、参考にしてもらいました。
線のかっこよさと、バックにテクスチャのある色面を、
と提案してみたら、予想を上回るすてきな画面になりました!
ぜひここから、KSさんの良さが現れる絵が出来上がると良いなーと楽しみです!
大成功!



Aさんは、今回チラシにのせる似顔絵を描かれました。
ご主人のお顔、毎日見ているけれど、改めて写真をみてから一度スケッチを、と提案してみました。
実際に人の顔を見て描くと(または写真を見て)、
頭の中にある
「目、鼻、口」の記号、
から一旦自由になります。

これがデッサンの本質だな、と思うのですが、
そのときは出来上がったもの(結果)、ではなくて
指に残る記憶(プロセス)、がたぶん大事なんだな、と思うのです。

そして、できた似顔絵をシンプルな線でなぞると、
ただ描いた線よりも説得力があるものになります。
シンプルだけど、
その分だけ目に止まると思うのです。
キュートなチラシになりそうですね!

そして、いつものプロジェクトにも
ぜひ応用したいスタイルです⭐︎


Mさんの作品。
久々のご登場!でした。

Mさんはこれから2ヶ月、
このモフモフちゃんを主人公にした紙芝居を作るのに、
意気込んでやってきました。

紙芝居のコンペが冬にあり、
以前から構想を練っていたものを紙芝居にしようと考えました!

モフモフちゃんのとぼけた可愛らしさと
いろんな動物とのふれあい、
のハートフルなお話です。

マイペースで楽しんで、
ぜひ進行していってほしいです!がんばーー



Kさんは先月次々と丸を、そして色面を描いて行きました。
今月は、過去のフィールドノートにスケッチしてあった植物をみて
アジサイをスケッチしてみては、と提案してみました。

繊細な色、そして形の取り方は正確!

そして、色をぬりながら
どんどん新しいものが「見えて」きます。

例えばガラスの反射。
例えばゆがんでみえる水の中の茎。

それは絵を描いていくと
どんどん細かく見えていきます!
そこに2回目にして気がついたのはなかなかです!

見えたまま、見えたように描く工夫をする。
意外と濃いグレーだったり、
曲がった茎はガラスのカーブを表したり
それを写しとるような感じで見ていくと、
絵が深くなっていきます。

Kさんの素直なアプローチが絵に表れましたね!

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