イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 火曜日のクラス
Hさんの作品
Hさんはやはり人を描く時が楽しいみたい。
下書きから色ぬりまで
もう頭に出来上がり図があるように
ずんずんスピーディに仕上げて行きます。
色の選び方や
表情の追求の仕方もその人らしらが出てきます。
セレクトした色で
画面を作るのですが今回は
とてもたくさんの人が出てくる絵を仕上げました。
全部塗りつぶすよりも
風通しが良い絵になりました。
最初描く、という写真をみたら
そこにはいろんなポーズを取っている人がたくさんいたので、
描きやすい人だけをセレクトして描くかな?と思っていたのですが
全員をスケッチして描いて行きました!
その果敢さに、進んだなあ!と思いました。
何しろ楽しんで描いていく、というところがいい。
どんどんいろんな人をスケッチして行って欲しいです!
Kさんの作品
Kさんは柿の四角さをどう出すかで奮闘されました。
これは、ジリジリとして、悩みの種かもしれませんが
ある意味で絵が上手くなる時の、
「兆し」として捉えてもらえれば。。と思いました。
四角っぽい、と柿を認識したこと。
↓
柿は多分3度目くらいなのですが
その形を「シンプルな立方体に置き換える」
というところで、ものを捉えることが絵画の目になってきている、
と感じました。
どうしたら、四角っぽく描けるか、と悩んだこと。
↓
構図や、ものをどういう風に置いたら良いか
絵に対して、能動的になっているのだと思うのです。
こうなってくると
「自分はどんな絵が描きたいか」
という自問自答にフォーカスされると思うのです。
ここに、ある意味で大きな一歩がある!と思います。
そうなってくると
自分が好きなものはどんな感じか、ということに
すごく自覚的になっていきます。
それは、絵を描いて行って得るちょっとした
豊かな感覚だと私は思います。
KSさんの作品
KSさんが描く線は吶吶としているのですが
それがおしゃれで、
何かを愛でているようなそんな暖かさがあります。
前にベンシャーンを写して行った時に
色の塗り方にも、その感じが出ていて
ぜひその雰囲気を
動物などの可愛らしい形に活かせないか、と提案してみました。
ペットの猫ちゃんの
なんとも言えないおねだりの顔を
毛皮を撫でるように描いていって、
もうそれだけで、成功しているように思いました。
KSさんが描くこの猫ちゃんのマンガは
クスッとおかしいので
ぜひSNSで発表して欲しいなあと希望しております。
Nさんの作品
Nさんは自宅でダンボールに作品を作ってきたのですが
そのクオリティの高さに、
教室のみんなはあんぐり口を開けてしまいました!
ただのダンボールに美しい色と
細かい細密画を施されると
キリッとしたどこかエキゾチックな空間が出来上がるように思います。
今作っている絵本とは少し流れの違うものなのですが
絵本を描いて、あれこれ考えているうちにたどり着いた場所なのだと思います。
これは、どんどんNさんの腕が上がって行ったという事なのです。
絵本の中身も、きっとこれからあれこれ変化していくと思います。
Nさんの繊細で美しい世界が
どんどん形作られて行っています!楽しみでなりません。
イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 土曜日
Aさんの作品
今回はAさんに少し提案をしてみました。
Aさんは「夢うつつノート」(勝手に命名)をとっているのですが
現実から少し離れた、不思議な世界に住む
ちょっとシュールな人たちがたくさん出てきます。
一度その中の風景を描いてみたり
顔の一部が煙突になったような不思議な人たちも描いていました。
その一方
Aさんはヨシタケシンスケさんもとても好きで
そのイラストや、線画を中心に写しながら
そのスタイルも探求していました。
この二種類の雰囲気を合わせてみたら、どんな感じになるかな?と
Aさんに提案したのです。
ふとそこで思い出したのは
サヴィニャック。
ユーモラスでシンプルなんだけれど
ひねりが効いてて、シュールなものも
センス良く表現しているその感じを
みてもらったら、何かAさんに新しいドアを開けたみたいです!
こういう時ってすごく楽しい!
Aさんの不思議な世界にどんどん注目が集まりそうです。
Eさんの作品
Eさんはお店でケーキのお皿に
イラストを描くお仕事をしているのですが
そのバリエーションを増やす為に
この教室にやってきました。
シンプルな絵は目の配置や
ちょっとしたカーブで
随分印象が変わります。
きたるハロウイーンやクリスマスに向けて
いろんな動物やアイテムをスケッチして行きました。
そしておしゃべりしながらお聞きしたのは
なんと学生の時、風景画を描いて
県の賞を取ったことがあるということ!
これから遠出をする予定があり
ぜひ小さなスケッチブックを携えてスケッチを楽しんで欲しいと
お伝えしました。
スケッチは、もちろんその場で仕上げるのが良いのですが
時間の関係で後から仕上げる場合
メモ書きと、写真と、ちょっとしたクロースアップの詳細なスケッチが
後からとってもやくに立ちます。
絵を描くのって、全部一気に仕上げられない時は
いろんな記憶をメモるように描くと
後からとっても役立ちます。
これは写生の時も良いと思います。
来月どんな旅の思い出が描かれてくるかとても楽しみです。
絵画教室@Bouquet Garni
サラダとお魚のアントレがあったのですが
撮影せずに食べてしまった!!
こちらはエビのチーズソース。
美味しくいただきました♪
Kさんの作品
ほおずきをチョイスして
まずは影からスタートしたKさん。
出来上がり、水彩の色の伸び、そういったものが頭に入っているので
手順がすっかり自分のものになっている、と感じました。
影を描きながらグラデになって行くオレンジを考え
時に詳細な葉の作りに筆を走らせる。
絵の自分の描き方が体で覚えているような感じでした。
「構図をもうちょっと上にしなくては」
自分で課題も見つけていらっしゃる。
こうしてみると本当に一歩一歩進んでいるということがわかります!
Tさんの作品
鉛筆で下書き、というところがいつものTさんのスタイルでしたが
それを色鉛筆に変えるチャレンジ。
すると、スピードもさることながら
Tさんが持っている色の感覚が存分に解放されて
大胆な筆致が表れました!
難しい、と言いながらも
こっくり緑をのばしてみずみずしい葉っぱを描きました。
「形を正確にとる」というミッションを毎回Tさんは自分に課していました。
そこに「自分は不正確にしか取れない」という自己反省が毎回あり
それを抜けなくては、楽しい色ぬりができない。。とあったのです。
けれど苦手意識だったものを
好きな色でやってみたら。。。!相乗効果でうまく取れるように!!
こうなるときっと「あれもこれも描きたい!」となるのではないでしょうか
そして、絵は描けば描くほどうまくなります。
Tさんのブレイクスルーでした!
Yさんの作品
家で美味しそうなりんごを写生してきたYさん。
丁寧に丁寧に見て、色鉛筆で形をとってきました。
「このりんごには黄色いそばかすがあって」と
普段は見落としがちな詳細。
それが絵をかく醍醐味だと思います。
じっと見ていると
「りんご」の存在、色、形、カーブ、模様、ヘタ。。。
どんどんどんどんその対象物にフォーカスして
目の精度が上がっていきます。
水筆でりんごやみかんの表面をなぞると
また違うテクスチャーになります。
その時はやっぱり子どものような新鮮な驚きがあります。
どんどん「見飽きた」ものを絵を描きながら
「新鮮な驚き」に変えていってください!