イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 火曜日の教室
久しぶりの人も、初めての人も集まった火曜日の教室。
にぎやかに楽しく描けました
Hさんの作品
Hさんは、ポスターやチラシにするための絵のアイディアを固めていて
一気にかきあげて行きました。
「これ」と決まったときのスピードと集中力が本当に半端ないHさん。
今回もきっちり仕上げて行きました。
Hさんの絵は、だいぶ個性が活かされてきたと思います。
この柔らかい線も、子どもの表情も
Hさんの優しいワールドが表れています。
「自分の描くものを好きになる」方向に
教える、というか道案内できれば、と常々思っています。
最初は「自分は何が好きなのか」というところを探って
それを模写しても、いいと思うのですが
そこから、どうにも「自分の味」が出ている事に気が付いて
その個性の芽が伸びるようになれば、と思っています。
Hさんは臆する事なくずんずん描いて
自分の線を好きになっていると思うのです。
Kさんの作品
Kさんはキンセンカを選んで描きました。
細かい花びらのびっしりと並んでいる
その中での微妙な影と光をよく見て描きました
Kさんは固形の水彩を最近よく使うのですが
とてもこれと相性がよく
微妙な黄色のいろの幅を使っています。
Kさんは
とても大胆に色を追求して、混ぜたり
再度重ねたりして複雑な色を作っていきます。
そこが前のKさんとは違うところ。
生徒さんにはいろんな画材を持って行ってるのですが
なかなか色々試すことがありません。
使う時
「もったいない」と「億劫」そしてなぜか
「怖い」
という気持ちがある、と聞きました。
是非是非Kさんのように果敢に
画材と対決して使いこなして欲しいなと思います。
K Sさんの作品
KSさんは久しぶりの教室でした。
「今日はSalasaで描こうと思います!」と仰られたので
雪柳の枝をお渡しして見ました。
KSさんは丁寧に、でもサクサクとあの細かい葉っぱと花びらを
かきあげていきました。
少し滲んでもいいかも、と色を載せたのですが
意外とSalasaは滲みませんでした。
バックに青を均一に塗って
再度線画で雪柳を描きました。
その上で白いポチッとした花びらに色を載せたら
センスの光る一枚の絵が出来上がりました。
KSさんの線もKSさんにしか出せない線です。
Nさんの作品
Nさんはとても乗っています!
カタツムリの描き方と、物語の展開もしっかり家でも考えて
納得いく線をなんども描いてやってきました。
ちょっと前まで、
階段でいうと踊り場のようなところにいたNさん。
今回は一気に三段くらい上まで上がったような
そんな勢いがありました!
カタツムリの逡巡から、世界が広がっていくページでは
解放感のある線でのびのびと描かれています。
Nさんの世界が広がっていくのが毎回楽しみです。
KHさんの作品
KHさんも久しぶりの教室でした。
KHさんは前々から油絵的な絵に興味を持っていました。
油絵は乾かないし、色々な道具立があるので
ここで描くのは難しいので
今回はアクリルガッシュで、描いてもらいました
アクリルガッシュは不透明で、うまく使うと
油絵のようなこってりしたテクスチャーも出ます。
油絵のように、影から重ねていくように
色を載せてもらうと、大成功!
重厚な感じのムードの絵が出来上がりました。
重厚なのですが、
色がとてもフレッシュでキレイです。
ここが彼女の個性だと思います。
ぜひこの手法で深めて行って欲しいです!
HEさんの作品
HEさんは途中参加でしたので
筆のマーカーをおすすめしてみました。
いつもは下書きを色鉛筆でしていくのですが
フリーハンドで、自由に描いてみて欲しいな、と思ったからです。
これがとてもHEさんに合っていた模様!
椿の花のぽってりした花びらも
つやのある葉も、HEさんらしく一瞬で捉えて描き上げました。
席を隣にして、全く違う手法の人たちが
それぞれの絵をみて勉強し合うのも
とっても楽しいものです。
KHさんの作品
初めていらした生徒さんですが
家でコツコツ描いてらっしゃるのがわかる筆致でした。
とても丁寧に、少しずつ少しずつ仕上げていかれて
できあがりがとても美しく
清い感じの仕上がりでした。
ちょっと日本画のような雰囲気。
でも普段はキャラクター的なものをお描きになっているのだそう。
出来上がって少し時間があったので
塗り絵もおすすめしてみたら
またとても丁寧に塗りあげていらっしゃいました。
誠実そうなお人柄があらわれるような絵でした。