イラスト・スケッチ@うみべのえほんやツバメ号(火曜日の教室)
ソメイヨシノも
咲いてきましたが、なんだか今年は気持ちの落ち着かない春です。
Hさんの作品
ポスターを作った時に、出来上がった五人のキャラクターの一人。
ごうくん。
サッカーが好きで、あの子の友達。。と
描いていくうちに、どんどんその子の性格や背景も
出来上がってきました!
これかもツバメ号キッズとして
いろんな場面で登場すると思います。
今回彼は、お店の外に飛び出ないで!
とゴールキーパーの役目。
キャラクターと、その子の役割を繋げて
いろんなものに展開していくのが
とても楽しそうなHさん。
クリエイティブな時間です。
Kさんの作品
Kさんはもともと、アカデミックな描き方を教えられて
しっかりスケッチして絵を完成するタイプ。
絵をもっとさらっと、シンプルに作りたいという気持ちが出てきています。
Kさんにはちょっとした計画があり
一人分でもおいしくできるお料理のレシピなど
そういうものをシンプルな絵と言葉でイラスト化したいという思いがあるのです。
シンプルな絵をどうやって描けばいいのか
今回スケッチする鉛筆をマーカーに持ち替えてもらいました。
形を緻密に追っていくのではなく
アウトラインで花の絵を描いてもらいました。
そして色もセレクトして、少しラフに乗せていく、という風にしてもらいました。
まだまだ慣れない、ということでしたが
「やり方」があるわけではない
絵の描き方、自分がどうやってシンプルに描いているか
見直す機会となりました。
シンプルに一筆書きのように描くことが
こんなに難しいとは思ってもみませんでした。
一つの線には、実は何枚ものスケッチが地層のようにあって
そこの上で出来上がるのだなあ、と思いました。
K.Hさんの作品
K.Hさんは今回も油彩風の絵の描き方で
絵を描いていきました。
今回は薄い黄緑でざっくりと形をとって
仕上げながら
バックも描きながら。。と
行ったり来たりをして一つの画面を作り上げました。
「チューブから直接出してそのまま使うことがない」
と仰っていましたが、もうそれは
自分のスタイル、自分のビジョンがあるからこその
言葉だと思います。
色のセンスの抜群なこともそうですが
花の影、向き、どれをとっても
考えて、見て、描かれています。
このバックの美しい夕焼けのような色を塗り
ポツンと濃い紫の花に色を落とした時、
ちょっと周りではどよめきが。
いい色の組み合わせは、それだけで
「発信」するようなものがあるなあ、と感じました。
Nさんの作品
だんだんと、絵本の内容が濃くなってきました。
まだ発表前の作品ですので、ここからは、クロースアップや
部分を撮影することにいたします。
細かい模様のパートが終わると
ここからは背景を作っていく作業になります。
形もそうですが
色も、お話の重要な表現の一部になっています。
全体を見渡して、今一度、内容と照らし合わせて
色の配置を確かめます。
「こんなに長い時間かかってしまった」と仰っていましたが
いやいや、まだまだです!
絵本はそれだけやはり時間がかかるのですよね。
細かいところでの修正も、これからは時間がかかります。
けれども、その分だけ人の目を引き付けるのだと思います。
ここからが、粘りが必要になってきます!
ファイトー!
H.Eさんの作品
テーブルに花の影が落ちて
その形に魅了されたH.Eさん。
前回使ったマーカーで、なぞるようにその影を描いていきました。
H.Eさんは感覚でものを作る方です。
影もきっとパッと見た印象を、とても素直に追っていっているので
返って正確に捉えられているのだと思います。
まるでアラビアのつる草模様のようになっていき
そこからまた自由に色をつけて行かれました。
一連のその行為が、
「こう描かなくてはいけない」というところからとても自由で
したがって絵もとても流れるような自由さがあります。
影を描きながら
ちょっと斜め上の見えないものも描いていったり
色もインスピレーションでつけていったり
H.Eさんはピアノを演奏されますが
そういう音楽の自由さを感じます。
H.Eさんならではの良い絵をこれからも描いていってほしいと思います。
今期最後のいちごサンド🍓
ごちそうさまでした💕