親子イラスト教室@Musica Soave
親子教室、本日はお休みが多く
少し落ち着いた感じの時間でした。
N.Eさんの作品
次男さんの乳幼児の時期を、イラストにしたいということで
スケッチを始めました。
小さい時の、お母さんとの濃密な時間で、一つずつできることが増える
喜びがあると思います。
シンプルなN.Eさんの線画は、ほっぺやプニプニの腕を
柔らかく丸く捉えています。
写真を見ながら、
ちょっと前までのお子さんをじっくり見ながら描くっていうことは
その時のいろんな状況をまた思い出して
道のりを振り返るような感じなのだと思います。
たくさんいろんなポーズをスケッチしていってくださいね。
Sちゃんの作品
「セーラームーンやクリーミーマミの昔のアニメが楽しい」
そういってほとんど何も見ずに、画面いっぱいに描いていくSちゃん。
中学校では受験生なので、ここでは思いっきり好きな絵を
のびのび描いてさっぱりしてほしいな、と思っています。
Sちゃんにとってマンガのような絵も、デッサンも、デジタルも
「こういうふうな絵に」するための手段で
その越境の軽々と超える様にいつも胸がすく思いをしています。
写真で書くことが多いので、
時々実物を見て、デッサンしてもらうのですが
吸収する力のはやさに感心してしまいます。
これから先の未来、どういう風に絵という表現が
広がるのかは分かりませんが
「ものをじっくり見る」というところがちゃんとしていると
どういうメディアを使おうとも、
土台がしっかりしたものができると思います。
Sちゃんの未来の表現が楽しみです。
N.Sさんの作品
本日体験教室に来てくれました。
ツタを熱心にデッサンされましたが
捉えかたがとても正確で絵を描くのは初めてではないと思いました。
すると、やはり植物などを、化学的に描くということをされてきたとの事。
葉脈のあり方、葉っぱの位置
そういうものをきちんと捉えるところに
ある折り目正しさを感じました。
もっとここを「オーガニックに、柔らかい雰囲気に」にしたいという
ご希望だったので、パステルと水彩を進めてみました。
正確に描いたものを下敷きに
上からふんわりと色を乗せていく
そこに少し「コントロールできない」隙ができます。
隙に、空気みたいなものが生まれます。
その柔らかさに鉛筆で示唆するような線を入れて
全く別な雰囲気の絵が出来上がりました。
「骨格はしっかりしているのだけれど
オーガニックな絵に」
とても明確にN.Sさんの目標が決まりました。
他にも線画で描かれた農園などの絵が
ある生真面目な可愛らしさが立ち上っていると思いました。
ここから先のSさんの絵の入り口にたったように思いました。
Tくんの作品
5歳のTくん。
「今日見た白い鳥で、羽がグレイだったの」と
教えてくれた絵は、とっても豊かな画面でした。
山があって太陽が昇っていて
草や虫もそこにいます。
Tくんの世界は、風景の中にあって、じっと見つめる目が
正確で、それを切り取っているように思います。
正確に観察できる、というところがお母さん譲りなんだなあと
とても感心してしまいました。
二枚じっくり隅々まで描いたところで
次の描きたいものを見つけに…
窓から見えた鉄塔をまたとっても正確に描いてくれました。
Tくんのじっくり描ける力のあることが
多分日々の暮らしから出来上がっているのだろう、と思います。
また素敵な絵を見せてくださいね
今度は大きい絵を描いてみようか?