イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 火曜日のクラス
教室の半数の人は花粉症!
春の風物詩ですが、今年は花粉症でない人もマスク。
何年か後に「コロナ時代」として
この現象を思い出すのかしら。。。
Hさんの作品
鏡に映る男の子を後ろから見ている、と言う構図です。
実物の男の子が手前で後ろ姿、
真ん中に鏡にうつる笑顔
そして周りの小物や本棚
これらを一つにまとめられる、ということが
すごく大きな進歩だと思います。
色数をあえて少なくして
全部を塗らない、という特徴。
こちらも今まで描きながら
しっくりくる描きかたを見出していったものです。
シンプルで抜け感のある素朴な雰囲気が
Hさんにしか出せないものだと思います。
この絵は写真から描き出していますが
人物に対する、暖かい目が溢れていると思います。
ただうまく描くと言うことよりも
滲み出る何かを、とても素直に出せていること。
これは努力してできることではないので
これからも大事にしていって欲しいと思います。
Kさんの作品
ツバメ号さんでは、8周年(おめでとうございます!)だったので
お祝いのお花が溢れていました。
一つグリーンが淡く入った白いアルストロメリアを選んだKさん。
白の花はなかなか難しい。。と言いながらスタートしましたが。。。
今回、Kさんは
真ん中に主役を持ってきて
ペンで縁取り
その縁を淡く水でにじませました。
グリーンのグラデーションが爽やかに出来上がりました。
そして周りの花を、全く違う雰囲気で
ぼんやりと印象的に描き添えました。
一枚の絵に、Kさんが自分自身で決定して
責任を持って「見せる」ことができています。
とってもすごいことだと思います。
必死で花を追いつつ
それをどんなふうに届けるか一方で考えている。
何枚も描いてきた先にある
自分の絵の描きかたに到達されたのだなあ、と。(拍手!!)
そしてここからがKさんの世界が始まるところ、だと思います。
自由に表現を楽しんで欲しいと思います!!
Mさんの作品
Mさんの場合、細かく曼荼羅のように描き込むことが
ある気持ちの解放なのだと言うこと。
この段ボールに色を塗り
その上から数学的とも言えるような
細密画を描いていくMさん。
実際のお花はガーベラで
じっと花の花弁を見ながら
丁寧に丁寧に描かれています。
無心になる、のでしょうねーー
教室では時々他の方の作品を見て
どう描いているのかなどを
お互いに教え合うのですが
Mさんのこの細かさには
皆ただただ、ため息です。
でも、この緻密に描かれた絵は
不思議と神経質ではなくて
シーンとした静かな感じがあるのです
Mさんにかかると
段ボールはとても素敵な作品になるのが
本当に感服してしまいます。
K.Sさんの作品
コロナやお仕事、色々なご都合が重なって
一年ぶりにいらしたK.Sさん!
お話が弾んでしまいましたー
K.Sさんの線はセンスがあって
また色の組み合わせも
とってもおしゃれだと思います。
一年のブランクを感じさせない
素敵な作品になりました。
この抽象的な表現と
もう一つ別の方向で
かわいい猫の漫画も描けるK.Sさん
この二つが合わさったら
見たことないような
面白くておしゃれなものになるのでは、、と思うのです。
どうでしょう、今度合わせてみませんか?
H.Eさん
モチーフをよく見て描かれています。
プロポーションがうまくいかなかった、とのことですが
これは影をもっと深く、際まで入れると
かなり近いものになるのでは、と思います。
プロポーション
モチーフの表面の描きかた
バックの色
絵は同時に一気に考えていくのですが
Hさんは通って一年ですが
そこがとっても上手いと思います。
やはり音楽をされている関係もあり
感覚での理解が早いのですね
モリモリと描いている姿勢が
とっても楽しそうでした!