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絵日記マンガ、絵本、日々の事など
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親子イラスト教室@Musica Soave

親子教室では、お母さんは自分のやりたいことを
その横でお子さんもやってみたいことを一緒にやっています。
時々近くのお友達と
おしゃべりしたり遊びながら絵を描いたり
創作します。

そうすると、「お店屋さんごっこに必要な野菜を作る」とか
お母さんのやっている切れ端をもらう
とか、そんなふうに興味が湧いて
結果いろんな画材に触れながら遊ぶことになります。

Uさんの作品


IMG_1502.jpg
黄色が今日はキテル!と
レモンイエローを手に取ると
爽やかな水玉がらを描いていきました。

Uさんを見ていると、「今日はこのいろ」と
はっきりしています。その気持ちを大事に
水彩を中心に筆で描いていきます。

これが、Uさんのスタイル。
多分、Uさんにとっては簡単なことなのかもしれませんが
他の人にとっては、意外と難しい。

自分の欲していることがわかることって
意外と難しいのです。

そして色を楽しんだあと
それをどんなふうにコラージュしていくか
Uさんはまた別の創造をし始めます。

これはだんだんと積み重ねて
オリジナルのスタイルになったものです。

自由に色を塗ったものの方が
不思議と後からの展開もたくさんあるように思います。

初夏の色合いがいいですね。

Yちゃんの作品



Yちゃんには水彩色鉛筆を試してもらいました。
Yちゃんは目の前の紫の紫陽花を
とってもよく見て描きました。
花びら先に赤紫があって、それをどう描けば良いか
質問してきました。
Yちゃんがそういうまで、私には見えなかった
その薄い線。
Yちゃんの観察力が冴えました。

水彩色鉛筆は、色鉛筆のように線で描くところと
後で水を乗せて、面で色を全体にのばすところ
またその上から、描くところ、、など
「今見えているだけじゃない過程」
を考えなくてはいけないので
小学生くらいから上じゃないと
扱いが難しいのかな、と思います。

Yちゃんは丁寧に丁寧にひとひらずつ描けて
だんだんとこの新しい画材を使いこなし始めているな、と思いました。


Sさんの作品


精力的に、今日も描かれました!

Sさんは商品のラベルや、チラシを製作しているところです。
色面の上に果物や野菜、文字が乗るような感じです。
色面も、商品の雰囲気が伝わるような色とムードで作り上げました。

Sさんは元々美術部だったということもあり
「出来上がりの図」を頭に据えて、制作することができます。
ビジョンが出来上がるのはもちろんなのですが
プラス、人に訴える魅力がつくのが
その人の力なのではないでしょうか。

モチーフもご自分で育てた野菜や
身近な葉っぱであったりすることも理由の一つだと思います。

あと、オーガニックな雰囲気の中にも
シャープなセンスがあるのが
Sさんの作るものの魅力の一つだと思います。

Tくんの作品



Tくんはどんどん指先が細かく、繊細なところも描けるようになってきています。
それは観察する力があるからだと思います。

ポケモンも、外の風景も
鳥も虫も、Tくんはじっと見つめて
それを根気よく描くことができます。

写し絵のお手紙をいただいたのですが
ホオジロザメや鯨の細かいところ、立体的な口を
つぶさに描きとっていて、丁寧な仕事だなあと
ため息が出てしまいました。
IMG_1516.jpg



今日は前もやった絵の遊びを
Yちゃんも交えてやりました

「コンコン誰の家?」というものです。

コンコン誰の家

出題者は折り紙で家の形を作り
(窓を切った折り紙と、普通の折り紙を合わせてセロテープで貼る)
そこに謎々の絵を描いたカードを入れます。

コンコン、誰の家?と聞いてもらい
そこでヒントを教えてあげます。

例えば
「美味しいものもあれば、毒のものもある。
森の木の近くに生えている私はなんだ?」

みたいな感じです。
(答えはきのこ)


それぞれ出題者は簡単に絵を描きながら
答えを教えるときに
お家をくるりとひっくり返して
窓に入っている答えを見せてあげます。

簡単なのですが
楽しいゲーム。

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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 火曜日の教室

それぞれがちょっとずつ
いつもとは違う方向のことに挑戦しました。

Hさんの作品

「ナワシロイチゴ」というつぶつぶのベリーを積んだのですが
よく見るとツヤツヤと美しい形をしています。

一つ一つをしっかり見て、まずは形の把握。
そこから図案的な方向にいったHさん。

図案とデッサンとどう違うの?とよく聞かれますが
デッサンは形の成り立ちを描きとる、という感じ。
深い構造で、奥の見えないところなども言ってみれば
(描きながら)探るような感じです。

図案化はその上で、その特徴を活かした
模様を作っていくような感じです。
でも、頭で想像して書くよりも
一度ちゃんと見てから、シンプル化したものは
違います。
うまく言葉では言えないのですが、絵をそういう風に描いたことがある人には
きっとわかるし、全然わからない人でも
きっと伝わるものがあるのではないかな、と思います。

Hさんはずいぶんスムーズに
デッサンから図案化までできるようになったのでは、と思います。

ベリーがこの場合主役ですが
葉っぱの葉脈もちゃんと見過ごさず追っています。
そういう細部に、絵の良さが出るのではないでしょうか。

Hさんは前回も図案に挑戦しましたが
今回はプラス「もっと自分の好みの方向」に
描くものを持ってくるチャレンジをしました。


Mさんの作品


Mさんは風景の写真から
自分の好きな建物を抜き出して
素敵な細密画を描き始めました。
まるで定規を当てたように見えますが
フリーハンドなのです。

この細かく絵を描いているとき
Mさんはとっても気持ちが解放されていくのだそう。

そういえば、一番最初に
この教室で描いた絵も、ヨーロッパの街並みのような絵だったと記憶しています。
ぐるりと巡って、また街並みを描きましたが
線がよりリラックスして
滑らかになっているように思います。

Mさんはえほんを描くという目的ではなくて
本来の「線を描いているのが楽しい」
その位置に、戻ってきて描きました。

H.Eさんの作品


H.Eさんは描くものを
「かわいいかわいい」と愛でながら描くことが多いです。
そうすると、その愛情が紙から溢れるように思います。
ベリーをいろんな方向に置いて描いたのですが
描かれた紙面では、とても自然にそれが置かれています。

H.Eさんには自由に描いて欲しいと思っていて
それは、一所懸命描いている中に
いろんな感覚の線や、いろの塗り方が
混在しているのですが
ちゃんとバランスが取れていて
それを邪魔したくないからなのです。

同じベリーなのに
HさんとH.Eさんでは
色も違うしムードが違います。
その個性の違いがとても
楽しいなあと感じます。

H.Eさんは色鉛筆、パステルと
画材をかき分けに使って
画面を豊かにする挑戦をしました。

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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 日曜日の教室

梅雨の晴れ間
津久井浜の川沿いにモチーフ探しに出かけました。
ちょっとしたハイキング気分
モサモサはえた雑草を
これはどうか、あれはどうかとちょっとずつ摘んで
野の花の花束ができましたー


Eさんの作品

Eさんは摘んだ花をとっても素敵に活けました!
どういうふうに飾るか、これは構図の感覚を養います。
ピカソは、カフェでカップや砂糖壺の位置を
あれこれよく変えてピッタリくる構図を考えていたと聞きます。
そこから絵がはじまっているのですね。

野の花をよく見ると
今までは通り過ぎていた中に
可愛らしさや健気さを見ることがあります。

三時草とヤブガラシの花をじっくり見て
手前や皿状に咲く小さな花の立体を描きとります。

頭ではその「皿状にこちら側にカールしている」とわかっている
でもその言葉、をとりあえず横に置いておいて
花の形を見ると
カールしている部分は花の形が縦長だったり
重なって群になっている。
それを、見たまま描いてみる。

それがなかなか難関です。
でもEさんはどうもそのコツを得たみたい。

ヤブガラシ、あまり庭では歓迎されない雑草ですが
その小さな花の雄蕊や開いたピンクに
なんとも言えない可愛らしさを感じ、
それが現れた絵となっています。

Yさん




Yさんは水彩色鉛筆を卸して
今日の瑞々しい草花を描きました。

始めるまでは、混んだこの草花をどこからどう描こうか。。と
悩んでいましたが
三時草のかわいいポチッと赤い実を描いたら
不思議と全体の地図が決まったように動き出しました。

手前のポチも奥のポチ、も
まずは配置を追うように描いて
後から茎を答え合わせのように描いていくと
奥に伸びるものも
手前も、なかなか正確に写とれました。
そうなってくると、緑のいろんな違いの色が見えてきます。
同じ葉っぱでも黄味がかっていたり
くすんでいたり、パッキリしていたり
Yさんは緑に対しての目の細かさがあります。

仕上げがとっても楽しみです。

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