親子イラスト教室@Musica Soave
親子教室では、お母さんは自分のやりたいことを
その横でお子さんもやってみたいことを一緒にやっています。
時々近くのお友達と
おしゃべりしたり遊びながら絵を描いたり
創作します。
そうすると、「お店屋さんごっこに必要な野菜を作る」とか
お母さんのやっている切れ端をもらう
とか、そんなふうに興味が湧いて
結果いろんな画材に触れながら遊ぶことになります。
Uさんの作品
黄色が今日はキテル!と
レモンイエローを手に取ると
爽やかな水玉がらを描いていきました。
Uさんを見ていると、「今日はこのいろ」と
はっきりしています。その気持ちを大事に
水彩を中心に筆で描いていきます。
これが、Uさんのスタイル。
多分、Uさんにとっては簡単なことなのかもしれませんが
他の人にとっては、意外と難しい。
自分の欲していることがわかることって
意外と難しいのです。
そして色を楽しんだあと
それをどんなふうにコラージュしていくか
Uさんはまた別の創造をし始めます。
これはだんだんと積み重ねて
オリジナルのスタイルになったものです。
自由に色を塗ったものの方が
不思議と後からの展開もたくさんあるように思います。
初夏の色合いがいいですね。
Yちゃんの作品
Yちゃんには水彩色鉛筆を試してもらいました。
Yちゃんは目の前の紫の紫陽花を
とってもよく見て描きました。
花びら先に赤紫があって、それをどう描けば良いか
質問してきました。
Yちゃんがそういうまで、私には見えなかった
その薄い線。
Yちゃんの観察力が冴えました。
水彩色鉛筆は、色鉛筆のように線で描くところと
後で水を乗せて、面で色を全体にのばすところ
またその上から、描くところ、、など
「今見えているだけじゃない過程」
を考えなくてはいけないので
小学生くらいから上じゃないと
扱いが難しいのかな、と思います。
Yちゃんは丁寧に丁寧にひとひらずつ描けて
だんだんとこの新しい画材を使いこなし始めているな、と思いました。
Sさんの作品
精力的に、今日も描かれました!
Sさんは商品のラベルや、チラシを製作しているところです。
色面の上に果物や野菜、文字が乗るような感じです。
色面も、商品の雰囲気が伝わるような色とムードで作り上げました。
Sさんは元々美術部だったということもあり
「出来上がりの図」を頭に据えて、制作することができます。
ビジョンが出来上がるのはもちろんなのですが
プラス、人に訴える魅力がつくのが
その人の力なのではないでしょうか。
モチーフもご自分で育てた野菜や
身近な葉っぱであったりすることも理由の一つだと思います。
あと、オーガニックな雰囲気の中にも
シャープなセンスがあるのが
Sさんの作るものの魅力の一つだと思います。
Tくんの作品
Tくんはどんどん指先が細かく、繊細なところも描けるようになってきています。
それは観察する力があるからだと思います。
ポケモンも、外の風景も
鳥も虫も、Tくんはじっと見つめて
それを根気よく描くことができます。
写し絵のお手紙をいただいたのですが
ホオジロザメや鯨の細かいところ、立体的な口を
つぶさに描きとっていて、丁寧な仕事だなあと
ため息が出てしまいました。
今日は前もやった絵の遊びを
Yちゃんも交えてやりました
「コンコン誰の家?」というものです。
出題者は折り紙で家の形を作り
(窓を切った折り紙と、普通の折り紙を合わせてセロテープで貼る)
そこに謎々の絵を描いたカードを入れます。
コンコン、誰の家?と聞いてもらい
そこでヒントを教えてあげます。
例えば
「美味しいものもあれば、毒のものもある。
森の木の近くに生えている私はなんだ?」
みたいな感じです。
(答えはきのこ)
それぞれ出題者は簡単に絵を描きながら
答えを教えるときに
お家をくるりとひっくり返して
窓に入っている答えを見せてあげます。
簡単なのですが
楽しいゲーム。