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絵日記マンガ、絵本、日々の事など
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親子イラスト教室@Musica Soave

朝から強烈な太陽!

そんな中元気にやってきてくださった皆様
ありがとうございます♪


<午前の部>
今回はこの夏に使ううちわに絵をつけてみました〜

Sさんの作品
IMG_1736.jpg

お子さんのバレーの姿を涼しげな色面の上に
ペンで描いていったSさん。
まずは写真を見ながらデッサンして
貼る方の紙に、本絵を描いていきました。

形の取り方も、あまり細かく描く前に寸止めしてもらいました。
こういった絵柄は、あまりに力が入ると
重くなるので、ちょうどいい塩梅を探すのが難しい。

「ハンコの下書きのような端折り方をしてみて」
とアドバイスしましたら
とってもいいバレリーナが出来上がりました!

Sさんはハンコを彫るというあるルールがあることで
自分の絵を見つけていったと思います。
こんな風にクリエイションは奥で繋がっているのですよねー


Kちゃんの作品

Kちゃんは「金魚!」と最初から強く思ってきていました。
どんな形かまずデッサン。

子どもはみんなそうですが
一枚の絵を描くとき加減なく
入魂した絵を描きます。
「下書きだから、力を緩めて」と言ったものの
Kちゃんの力の入ったこの金魚は
どんどん生き生きとしかも色までついてしまいました。
なので切り取って、貼ろう!ということに。

子どもの一枚の絵に真剣な様子は
私たちにとってもかなり勉強になる態度だと思います。


Uさんの作品

Uさんは夏の風物がかなり大好物。
海も青空も、花火もスイカも
うちわもやりつつ、ただ楽しみながら
色々描いていきました。

「ソーダ水」のような色が自分は好きなんだ!と
描いて実感する気持ち。
またとてもリラックスして描いたかき氷の
氷にイチゴ水が薄くかかったところの微妙なところ
そこを今度は「意識」に上げて描いて行くと
自分の描きたいものがもっと自由に描けるようになると思いました。

バックの図案は青のグラデーションを選び取り
ただ色鉛筆で塗るだけ、というものですが
涼しそうで、色鉛筆をグラデーション順に並べただけで
何かぐっとくるものがありました。
Uさんの色彩感覚はやはりシャープです。

Yちゃんの作品




Yちゃんはスイカを、大好きなうみべとともに描こうと決めました。
やはりYちゃんも別書きして
うまくいったものをうちわに貼る形にしました。

YちゃんとKちゃんは幼なじみ。
学校でも同じクラスですが
こうして机を共に絵を描くのが
もう楽しくてしょうがない。
箸が転げてもおかしい。
そんな二人を見るのもなんだか
こちらも明るい気持ちになります。


<午後の部>


Rさんの作品

Rさんは紙の違いと色の塗り方の違いを
追求しています。
今回は今まで使っていなかったという
Dr.Martinの瓶入りの水彩も使ってみました。

漫画家の方々にとても愛されているこの水彩は
もう日本では再発売されることはないらしいです。
澄んだ色は濃く描くのと薄く描くのでは
全く違う色、というくらいニュアンスが違います。

素材の放つ雰囲気を
デリケートにみていっています。
彼女の世界にあるふわっと手が入れられそうな
雲のような色が
紙でもない、色でもない、空間みたいになると
きっと成功、なのだと思いますが
こんな風にゴールが既出してあるものではないところを探すのは
なかなか大変なことです。
そばで見ていて、ちょっとだけ審神者の気持ち。(笑)


Hちゃんの作品

Hちゃんには、午前中の小学生の「一枚に描ける入魂」の様子を見ていたので
初めから「別書きして、うちわに貼る」という方法をお知らせしました。

小学校高学年の女の子たちは
マンガのような女の子をベースに
プラス自分の好きな目にするか、にかなり力を傾けます。
一度「この目が私」となると
背景も、たまにアレンジして洋服もレンジが広がります。
Hちゃんはほのぼのした丸い顔の女の子を描いていましたが
どうもしっくりくる表現を得たみたい。

その誇らしさと達成感が現れていると思いました。

そして今回はうちわの他にも
幻想的な絵にも挑戦しました。
お母さんであるRさんの残った絵の具や
白抜きの方法をとても自由に使って
美しい画面をつくりました。

そう、漫画も絵画も、抽象も
子どもは自由に行き来するのでした。
その自由さにため息が出ます。

Kくんの作品

Kくんは黒々と、なんの迷いもなくうちわに絵をつけました。
その隣には昔の武器、というものを折り紙で作り
貼り付けました。
Kくんの創作意欲は、同時進行でいろんなことをやっていきます。
蛇腹を作ったり絵本を描いたり
絵の具もやって折り紙も作り
全方向に作ることを楽しんでいる姿を見て
こちらもさっぱりとした気分になります。

弟さんがやること全部真似したくて
くっついて歩き
時々ケンカしながらまた仲直り。
こんな風にシンプルに行くと
大人の世界もいいのですが!

Rくんの作品


Rくんは、とても独特な創作スタイルがあり
紙を切ったり、色を塗ったり、テープを貼る前に
まず
「あーーー!」と口に持ってきて
気合を入れてから作ります(笑)
出来上がったものはだから
気がみなぎって、力強い作風に。

写真にはないのですが
蛇腹の折り紙を繋げて
小さな丸いうちわを作り上げ
その手元にさらに蛇腹をつけて
まるで切ったスイカのようなデザインになった時の
達成感!
またユニークな作品を作りましょうね♪

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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 火曜日の教室

Hさんのさくひん


Hさんは「力を抜いて」描くことがどんどん上手くなってきています。
ひまわりも何か深呼吸し終わった後に描いたような
リラックスした線で描いていて
見ている人も肩が凝らない、柔らかい雰囲気になっています。
どんどんHさんらしいイラストになってきているのだと思います。

大きな木にいろんな動物が集まって
そこの下に子どもが集って
本を読んでいる、という作品を作り始めました。

どんな木にするか?
空が透けて、風通し良い雰囲気に
動物は後から乗せていくようにすると
木に集中できる、という風に
Hさんのリラックスしたいい線が出るよう
描きやすいような工夫をまずしてから筆を進めました。

うさぎもふわふわな感じと
まるで今鼻をもぞもぞさせているかのような表情を追求
かわいく仕上げていきましたー。

どんな仕上がりになるか楽しみですね♪

H.Kさんの作品

H.Kさんは、ひまわりとお子さんの絵を今回は描きました。
人物を描くのはとても珍しい!

H.Kさんはモチーフをだんだん自分の世界と混ぜ合わせるように
描くことが多くなりました。
前から色の選択に定評がありますが
彼女の好きな作家さんや作風にある
「背景のテクスチャー」をまず今回はただ塗ってもらおうと
提案してみました。

描きたいものを羽交い締めにするようで申し訳なかったのですが(笑
気軽にこの背景の「ムード」を作ることを
ちょっと練習しておくと、メインのモチーフと相まって
さらに深みのあるものが出来上がっていくと思うのです。

今回はお嬢さんと、ひまわり
そして暖かくてキュンとするようなピンクのバック、
今までのところからさらに飛躍した絵になったと思います。

Mさんの作品


白い紙に何が書かれている!?
Mさんは水でまずモチーフを描いて
そこにインクを垂らすようにして
まるでガラス細工のような絵を描いていきました!

Mさんのこういう豊富なアイディアは最高だと思います!

線の確かさ、そして色の組み合わせ、滲み
どれをとっても、オリジナルです。

夏にふさわしい創作物となりました。

「これをやったらどうなるのかな?」そういうワクワク感が
Mさんの次の道をさらに開いていっていると感じました。

みんな夏バテせずに
来月も元気に会いましょう〜!

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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 日曜日の教室

ツバメ号さん、表の日差しよけが変わったり
看板ができたりして
ちょっとしたリニューアル感が。
そして入り口のガラス戸にも
文字が。

キットパスというガラスにかけるクレヨンで描いたそう。
涼しげです。

今日は夏野菜を近くの直売所で買ってきて
それをスケッチしました。

Kさんの作品

Kさんはきっちりとデッサンを鉛筆でし始めました。
「ピーマン、なかなか難しいかもしれない!」と描きながら言っていましたが
形のとり方がとても正確。

ピーマンのシワにできる影や
皮の質感をよく見て描いたと思います。

水彩色鉛筆で進めて行って
部分的に水彩を施しましたが
光と影のところに苦心されました。

一番光っているところと
一番暗いところ、そこの色の違いをよく見て
さらに加筆されると、立体感がさらに出るはずです♪

清廉な感じの絵がとても爽やか。

Eさんの作品

EさんはいろんなH~Bのいろんな濃さの鉛筆を購入。
まずは黒一色でトマトに挑戦しました。

影も、トマトの色の赤も感じさせるように
黒で仕上げるのは
いつもの色を使っての絵とはちょっと別の感覚を
立ち上がらせなくてはいけません。

自分の目を「モノクロ」にしつつ
赤い肌を「赤」と思いながら黒で塗る。
その足枷が意外と後から楽しくなったりもします。
ツヤっとしたトマトが、紙の上に出来上がった時は
達成感。

その横で今度は最初緑にトマトを塗り!!
みんなの度肝を抜きました。
そう、Eさんには種の緑の部分の色が見えているのです。
そこからさらに赤を塗った時に深さが出ました。

こんな風に自分で工夫をしてやってみることが
創意工夫の心だと思います!
そのチャレンジに拍手!

Yさんの作品

Yさんは野の花を家でも加筆してきました。

花束は、自分で摘むと
「花」だけじゃなくて、花の周りの空気も含んで
描けるような気がします。
とてもいいムードの花の絵になりました。

そして今回は夏!という花、ひまわりを描きました。

花びらはカールした部分と
真っ直ぐに伸びているところがあります。
同じ長さで描くと、これはカールした方が
大きく見えることになります。

「見えたまま」に写しとる
それがなかなか難しいことなのですが
それは左脳では「すべての花びらは長さが大体同じである」と主張
それを砕くように右脳で「同じ花びらなのに楕円が太っているとこと、細長いところが」
と見えたままを主張。
その葛藤が紙に出るのです。
Yさんは一度その指摘をすると
とても素直に写しとることができて
立体的な掴み方ができました!

Tさんの作品

Tさんもひまわりをチョイスして
とても軽やかなひまわりを描き上げました。
色の透明感が鍵です。

次に、ミニトマトを描きましたが
仕上げていく間に
きっと塗る作業が楽しかったのだと思うのです。
そうなると、何か「かわいさ」みたいなものが
絵に乗り移るように思います。

ころんとつるんとしたトマトの出来上がりに
笑が溢れます。

今日も暑い中皆様お疲れ様でした〜!

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