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絵日記マンガ、絵本、日々の事など
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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 火曜日の教室

IMG_1862.jpg
ツバメ号さんのカフェの壁いっぱいに
椿の木が聳え立っていました。椿の花がよくお話にも出てきた
佐藤さとるさんの著書の紹介がされています。
佐藤さんの展覧会が
神奈川近代美術館にて9/27まで開かれていて
それに合わせてのこちらの展示なのですね。


Hさんの作品

Hさんはお店で使っていた看板の修復から。
肌色の修正は、元々の肌色を作らないといけません。
黄色を多く、とかもっと白とか
なかなかそれが難しい。
修正をしてお化粧直しをした看板、さっぱりとした印象。

そして次には色面を作る事を始めました。

色面は水分をたっぷり含ませ
画面に自由に色を載せるのですが
これをすると不思議と「立って」塗ることが多くなります。
この姿勢のせいか
自由な気持ちを運びます。

色面は狙ってできることは半分
思っている以上に綺麗なことが半分と
いつも描く絵よりも自分の範囲以上のことが多く
そこがまた、解放感があるのかと思います。
この色面は後でチラシや、ちょっとしたものの
下地にしても楽しい。
また、思っても見ないところに自分らしさが出たり
気持ちのよさが前に出る
この色面作りはおすすめです。


Kさんの作品

Kさんは久しぶりの参加でした。
家にいるときに描いた
らんの鉢を描いたものを拝見した時、Kさんのものの見方が
定まってきたように思いました。
鉢の縁、受け皿の縁、角度はなかなか難しいのですが
とても的確にキャッチしていました。

色面ではオレンジとピンクの合わさったような色が
なんとも懐かしい色で
乾いた後にその紙に描き始めましたが
結構勇気がいる、といろんな人が言っていましたが
さすがKさん、真ん中にデルフィニウムをささっと描かれました。
本当に絵とKさんの距離が近くなっている、と嬉しくなります。

H.Eさんの作品


今日は思いっきりH.Eさんには色を塗ってもらおう!と思いました。
一度説明すると、もう楽しさが倍増して
たくさん色面を作ってくれました。
途中で、白いクレヨンを使って
後で浮き出る色面を作ってもらった時
白さが浮き出る時の楽しさに思わず完成を上げました。

H.Eさんはダイナミックにものを作って行かれます。
そこに感覚的な楽しさを見つけて
結果的に作品もかなり動きがある
風通しの良いものが出来上がります。

この楽しさをぜひ忘れずに、進んで行きたいものです♪

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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 日曜日の教室

これは生徒さんの一人が
自分で育てた藍を収穫し、自分で染色したスカーフです。
すごくないですか!!!???
IMG_1890.jpg
藍、というともっと紺色に近いように思うのですが
こんな風にちょっとブルーグリーンのような
柔らかい色に染まるのかと、と驚きました!
早速購入させていただきました♪
早く秋が来ないかなあ。ふんわり巻いて楽しみたいです。

Eさんの作品

今回は、色面を描く会となりました。

いつもはじっくりものを見て、それをスケッチするということが多いのですが
一枚の紙に、ただ好きな色を塗る、そういう事をしてみようと思いました。

Eさんはきっとこの課題が好きなのでは、と思っていました。
けれども筆を持ちしばし画面を見、
何だか怖気付く感じ。
大丈夫、紙は何枚もあるから!と言って宥めると、まずは
ブルーをふわっと塗りました。

その瞬間からEさんは大丈夫になりました(笑

ピーッと画面を美しく塗りたい気持ちが
Eさんは強いと思います。
何かを描くのではなくて
ただ色を塗る、そこに解放感があるのですが
解放するまで人は怖いのですよね。

その後3、4と枚数を重ね
最後の方には夕焼けのような、ういろうのような
ほわっと美しいグラデーションが出来上がりました。

さて、この色面に何か描こうか?
そう言った時のみんなの小さな叫び(笑

怖い絵画教室は続きます!!笑

Yさんの作品

Yさんは筆を持つと、躊躇なく攻めていきました。
思いの外色が薄く、それに隣の人と交換したブルーを入れたら
夢みたいな夕焼けの様子が出来上がり、思わず歓声!

そうなんですよねえこの瞬間、うっとりしますよねえ!

Yさんはこの遊びがとっても良かったみたいで
今度は別の色、そして次はこう、と
楽しんで塗りました。

家で一枚に、あけびのつるを描こうか、と考えています。

そう、この色面は自分が作ったのだから
どんな風にしても良いのです。

Yさんは思っても見なかった色の美しさに満足されたと思います。
そしてYさんは今回で通いだしてからちょうど一年になりました!
最初は「2、3回試しにきてみます」と始められましたが
今では紙とYさんの距離はぐぐんと縮まって
Yさんらしさがとても出てきたとおもいます♪
また楽しい絵を重ねていきましょう


Kさんの作品

Kさんはこの色面を作る、という知らせを聞いて
「何か用意するものは?」と問いました。
何もいらないよと言いましたが
きっと何が始まるかちょっぴりドキドキだったのではないでしょうか。

Kさんは音楽をする人です。
なので一度「即興的」にいくのね、と理解するが
すぐに水を得た魚のように自由になりました。

ペーパーナプキンで筆を拭くのですが
その出来上がった偶然の色彩を
画面上でも再現しようとしたり
それこそ染色のようにグラデを試したり
独自の工夫が進みます。

そしてちょっとした会話で
「絵も音楽も、地味なんだけれど
やりだすとしみじみ面白い」
と言ってくれました。

Kさんのその一歩一歩が、頼もしいなあと感じました。

Tさんの作品

Tさんはこの日を楽しみにしてきてくれました。

「こういうイメージ」というものがあったようで
突き動かされたように次々と作っていきました。
色の溜まりもまるでコントロールしたように美しい。
そしてTさんメソッドである
「まず水を塗ってから色を載せる」という事を開発。
そうすることによって
グラデの時など色と色の間が切れ目なく自然に仕上がる、という事を
みんなに教えてくれました。

そしてティッシュに染み込む色にも美しさを見出し
たまらなく、色遊びに夢中になってくれました♪

むふふ、大成功!

Tさんの絵に対する愛が感じられました。

石丸謙二郎さんの作品

そう、あの役者さんの石丸さんです♪

墨絵を極めてらっしゃる石丸さん
「マスケットインク」に興味をもたれ
本日はみんなと一緒に机を並べて絵を描きました。

エッセイの挿絵もご自分で書かれていて
エッセイも軽やかなユーモアがあって
とっても面白いのですが
豊富な海や山の知識と
ちょっと人とは違うユニークな視点があります。

今回の絵は墨のバックに弾け飛ぶように
白抜きの星的なものを描きたいと。

それをマスケットインクでやってみました。
星の飛ぶ様が細い線で書かれるのですが
細さとかすれ具合のいい按配を
試しながら描かれていきます。

マスケットインクは、液体ゴムで
白抜きしたいところに塗り、その上から色を塗ります。
そして全部乾いてから板ゴムで擦り取るのですが
結構力加減や載せる量など
一回でそれを見抜いてすごいなあと思いました。

絵の緻密さも墨一色とは思えないのは
絵で伝える力がかなり強いから、と思いました。


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親子イラスト教室@Musica Soave

雨が強い日曜日。
三浦では波浪警報もなる中
みなさんよく来てくれました!


Uさんの作品

Uさんは、色のつかない紫陽花をスケッチ。
梅雨の頃を過ぎても紫陽花の花は咲くのですが
あの紫や青の鮮やかな色はつかず
何となくドライフラワーっぽいような色になります。
本当は切り詰めておくのが良いらしいのですが
うちの庭ではちょっとこの大人っぽい色の花も好きで
咲かせています。

黄緑っぽいようなそんな花びらから、えんじに変わるグラデーションが
Uさんの目に留まり、色の変化を楽しみながら
色を選んでいきます。

Uさんは「この色」と思う色を
混色して出すのがとてもうまいです。
多分自分では簡単なこと、と思っているかもしれませんが
これは元々得意だったことが年月を経て、
ちょっとした職人の域に達していると思います。

Uさんはその日の気分で具象〜色面と
行ったり来たりしますが
常に「この色」
というものを目指して作っているのが、Uさんの無二のスタイル。
そうやって興味の赴くままに
絵の上でできることを発揮していってほしいと願っています。

Yちゃんの作品


全くこれでは何が描かれているかわからないですよね^m^
白い画用紙に白いクレヨン
その後薄い色水をのせると白いところが浮き出て
ちょっと夢夢しい画面になります。

実はYちゃん、ちょっとしたハプニングで
今回はあまりお絵かきができませんでした。

でも、みんなで遊んだ「コンコン誰の家?」
のクイズ絵では生き生きと面白い問題を思いつきました。


Sさんの作品

Sさんは無心に椅子をスケッチし始めました!
大好きなカエルも描いていますが
何だか無性に椅子が描きたかった様子。

不思議ですよね、人は時々なんの脈略もなく
そういう気持ちに突き動かされたりします。
そこに深層心理とかくっつけちゃうと
何だか重いものになるので
とにかく小さなそういう衝動に
導かれてほしいと思います。

Sさんは「ハンコを彫る」ところから
絵の力がつきました。
前段階で、スケッチ→シンプル化
というところで、実は一つのハンコを彫るのに
かなりのスケッチを行なっています。

その時
「うまく描こう」としてなくて
ただハンコにするにはこの線は不要、
どうしてもこのカーブがないと似ない、
などという事を丹念にしています。

これが絵が上達したプロセスだと思うのです。

なのでこの「何だかわからないけれどこれが描きたい」
この気持ちは何か新しいうごめき、と思うのです。
楽しみですね!!何が出てくるのか♪

Kちゃんの作品

Kちゃんも白クレヨンに挑戦。
画面いっぱいに描くと後から楽しいよ、と
今まで描いていた上下を逆にしてみてもらいました。
画用紙を渡すと、上が空、下が地面、
そう考えるのが小学生になったら常識のようになります。
そしてそれはとっても大事なこと。

それをあえて、いろんな角度から描いてもらうことで
自由の風をちょっと入れたいな、と思いました。

Kちゃんは小さい頃から絵を描くことが大好きで
何でも描いてきました。
今でも忘れられないのはぶら下がったペンダントライトを
スケッチしたこと。
まだ小学校へ上がる前だったと思います。

ものを学ぶのは「こういうやり方で、こんな風に」と
型を教えられることが多いです。

時に自分のやり方をちょっと脇においておかなくては
いけないことも。
でも絵に関しては、Kちゃんの瑞々しい
あの発想を大事に伸びていってほしいと思っています。


Sさんの作品


ラベルやフライヤーを作るとき、自分のイラストや文字を使う。
しかもそれは自分で作った野菜や果物。
なんて豊かなことだろう、と思うのです。

Sさんは美術部だったし
得意なことだから、そういうことをやろうと思ったのだと思います。
でもSさんのキラッとひかるセンスが
あってこそ人に訴えかけるのだと思います。

とても真摯に野菜を描きあげていくところと
うっとりする色面を作り上げるところ
それをシャープに切り取って
一つにまとめ上げると
Sさんの農園がどういうところで
どんな事を考えているのか、まで
言葉じゃないところで伝わっていくと思うのです。

それプラス、今回発見した
Sさんのユーモアのあるこの線画です。
楽しくてふくよかな七福神に
和んでしまいます。

Sさんの今後の作風が楽しみでなりません。

Tくんの作品

見るたびにすらっと大きくなっていくTくん!

今回の白いクレヨン✖️色面の絵は
水彩の色を使って描きあげました。

Tくんと話していると、虫も動物も植物も
触って、見て、経験して
自分のものにしているということがわかります。
こんな風に知恵を体に入れながら育つ子は
今の時代とても貴重だと思うのです。

だから彼の絵はそういう実質に基づいています。

そういう中でポケモンの世界を探求していくのは
彼が立っている地面があって
経験しているものがあって
その上での納得、なんだなあと感じます。
すくすく、と音が聞こえそうな
成長ぶりです。

Sちゃんの作品

高校生になってから
学校にバイトに忙しいSちゃん
大好きな絵を描く時間がないほどでした。

ポスターを考えなくてはいけない、と
まずはラフを描こうと鉛筆を手に取るのですが
描き始めるとラフではなく
楽しくなってきてしまい、まずは人物の絵を描きあげました。

まずはとにかく、描きたいものを描かないと
やってられないよねーー
うんうん。

そこからのSちゃん、堰き止めていたものが
溢れるように描き始めました。
ポスターは、何を言いたいのか
どんな風に表現するか
その上魅力的でなくてはいけないし
自分の世界も現したいし

多面的な構造で作りあげていかなくてはいけません。

Sちゃんは一度ゾーンに入って
次々とアイディアが出てきました。
本当に、この体験は覚えていてほしいなあと思います。

絵が得意だというところから始まって
全体を見て、客観性を持って
まとめ上げる力、これが
プロデュースの力だと思うのです。

どんなポスターになったかぜひ見せてほしいな〜

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