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E QK room

絵日記マンガ、絵本、日々の事など
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親子絵画教室@Musica Soave

Kちゃんの作品

先月描いた絵からお話が始まり
それを展開して絵本を作っていこう!ということになりました。

主人公と取り巻く人々は?と聞くと
もうすでに
「こういう感じの人で、こういう会社で、こんな性格!」と
溢れ出すように出てきます!

ある会社のお話なのですが
Kちゃん独特のユーモアがあって
そして明るい世界で
それぞれのキャラクターもかなり面白く
どんな展開が待っているのか、と引き込まれました。

まずはサムネールを描いて、展開をメモでいいから描いてみる?
と促しましたが
ラフといえどもとっても熱がこもって
描き始めたら止まらなくなるので
これはとにかく、本絵とお話をラフなしで描いていこう!
ということになりました。

まずは一冊めですから
Kちゃんのやりやすい形で。
楽しみです!

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絵画教室@Nandaro

Kさんの作品


下書きをして、色を使って
とても自由な線でレモンをかき始めました。
Kさんの描き方に、新しい風が吹いたように思いました。

絵を趣味で描いていると
「失敗したくない」という気持ちと
「紙が勿体無い」という気持ち
そして時折
「面倒」というものも入りますが
とにかく描き惜しみ、をすることがあります。
その気持ち、よくわかります。

Kさんはその描き惜しみをせずに
下書きで「助走」をつけて
伸び伸びと本番の絵を描きました。

レモンの清々しさと、晴れ晴れとした勢いが
とっても良く表れていると思います!

Yさんの作品

Yさんは正確に絵の構図を図りながら
絵を作ります。
鉛筆で何度も確かめながら
慎重に配置を確かめます。

その骨組みがきちんと収まった後に
色塗りを始めますが
モチーフの色、光をつぶさに観察しています。

けれどもそこに
Yさんの独特の色の追求があり
色の合わせやグラデーションに
ある趣が出てくるのです。

どんなに同じモチーフで同じ先生であっても
絵にはその人らしさが表れるのだなあと
Yさんの作品を見て思います。

この趣き、の部分が
どんどん開いていくことが楽しみです。

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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 火曜日の教室

Hさんの作品


いよいよ最後の佳境に入ってきたHさん。
ここからのスピードがとても早いので
きっと間に合う!と集中して描きました。

締め切りは創作の母、とある編集者の方から聞きましたが
本当にそうですね。
趣味で絵を描く時、本当に頑張って自分の時間をあけないと
なかなか一人では書き進めることはできません。
教室に来るということは
その時間を確保することなのですよね。

イラストのスタイルもずいぶん確立してきたと思います。
細かいところだと、絵の具の乗せ方や
目の本の少しの角度で表情が変わる、そういうところに
かなり感覚が鋭くなってきています。

自分のイラストを仕上げ、こちらをポストカードにする予定。

Kさんの作品

Kさんは水彩色鉛筆を使用しています。
長らくこの画材を使っているので
後で水で伸ばす時に
どのような仕上がりになるか
感覚でわかって使っていると思います。

けれども最近、色鉛筆だけでも
モチーフを捉え
絵の完成度が高く
仕上げられると感じます。

色鉛筆の気軽さは
あるところでぎゅっと人の絵の追求を促すことがあります。
そうすると色鉛筆だけで
塗り方を変えたり色を重ねたり
はたまた引き算して空間を大胆に使って
絵として濃密なものになったりすることも。


Kさんは家に持ち帰って
時々加筆したりしますが
多分その時にあるゾーンに入るのかもしれないと思います。

それは今まで絵に費やした時間の
プレゼントみたいなものなのではないでしょうか。
Kさんの絵がこの一年でとても
深くなったことが、私にも希望となっています。

K.Sさん

彼女のこのセンスが
唯一無二だと思います。
同じモチーフで、ここまで自分の世界を作れることに
ある才能を感じます。

K.Sさんと雑誌オリーブの話になり
いかにあの雑誌が彼女の軸になっているかということを聞き
アートやサブカルチャーの力みたいなものを感じ
またそれも私にとってある励ましとなります。
ちなみに私もオリーブ少女でしたから
同志!という気持ちになります。

この色のチョイス、バックに楽しげに水玉を飛ばすポップさ
そしてシルエットで描くモチーフ
(でもとても正確にデッサンされているのです)

デッサンで、モチーフを描いただけで
彼女の線はとても独自です。
そこにぜひ自分でも惚れ惚れしてほしいなあと
思っています。

線画に力を入れてきたところがありますが
色を使って表していく時に
好きな色、形から誘われて
自分の世界を表現していってほしいな、と思います!

K.Hさん

K.Hさんはバックの色を
よく瑞々しい明るい色を選びますが
今回は温かみのある枯れ葉のような色にしました。

Labor of Loveという言葉がありますが
K.Hさんが絵を描くときその言葉を思い出します。
自分が好きでやっている労働、ということなのですが
なかなか絵を描いている途中で
思った通りにいかないことがあり
いやになったりすることもあります。
でもK.Hさんはそこも含めて
絵を描くことが好きなのだと思うのです。

影で少し濃くなりすぎてしまい
再度塗りたした時にも
「モチーフを引き立てるため」という目的をよく理解して
色の調整をされたと思います。
そういう一つ一つが丁寧でしみじみ楽しい感じが伝わります。

Mさんの作品


今回は日曜日の教室と同じように
油絵の表現に近いものを
やってみました。

Mさんのいつもの細密画的なものとは
かなりかけ離れていますが
Mさんはこの課題を軽々と自分のものにされました。

ざっくりとした筆致で
リースのように金柑をあしらって
どこかレトロな雰囲気の作品に仕上げました。

油絵用の筆はコワくて(硬くて)
先が古いものだったのでさらにざらっとしているのですが
その特性を逆に生かして使い
真ん中のナイフで紺色でザザザっと塗り上げた様は
「雪がついた窓を手袋をはめて
ざざっと拭いた感じ」に見えます。
そして丸い実のところは
掠れと白い点で、立体的な雰囲気が出ています。

絵の中に、描き方が違うテクスチャーがあるのは
とても豊かな雰囲気を作ります。

Push and Pullという絵の技法があるのですが
押す(push)と引く(pull)のバランスが
違う塗り方によってできると思います。

そのバランスは人によって
またセンスによって微妙に変わるのですが
無意識にMさんにちょうどいいものを
多分確立されているのかもしれない、と
この絵を見て思いました。

ちなみにあの細密画でも
Mさんは無意識にバランスをとっていると思います。

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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 日曜日の教室

油絵的な表現に挑戦してみることにしました。
と言っても油絵具はなかなか乾かないので
本物は使えません。

紙にコットン的な凸凹のあるカンバスを再現したような紙があり
パレットナイフも使用して
油絵独特のテクスチャーを目指してみました。

Eさんの作品


まず背景のブルーを選び
さらに色を加えてナイフで滑らかに一気呵成に塗り上げました。
そしてみかんをレモンイエローで影を薄く緑で
ざっくりと表現しました。

いつもの絵の描き方とは違い
少しラフな感じはしますが
Eさん独特のスカッとした塗り込みは
この絵にも生きていると思います。

コントラストがはっきりしていますし
遠くから見ると青と黄色、とシンプルな配色ですが
よく見ると微妙な色の違いが
みかんの下の影、上の光にあります。
描いた後に、Eさんにある満足ができた絵なのでは、と思います。

そして続けて夕焼けの絵も。
IMG_2830.jpg
こちらは写真撮影したものを描かれましたが
パレットナイフで伸ばしながら
きっと「ああ、きれいだなあ」と自分でも思ったと思います。
単純にその感嘆と塗った時の気持ちよさ
それを感じられたように思います。
抽象的にも見えて、とても良いですね。

Yさんの作品

Yさんはこのパレットナイフでの
「思ったようにうまくいかない」という不便さを
意外と楽しく思われたようです。

また、油絵はカンバス上で色を混ぜ合わせたり
偶然の出来具合をどう自分の思う方向に持っていくか、というところもあります。
それを「ちょっと泥遊びをしているようで楽しい!」と
Yさんは楽しみ、結果とってもリッチな表現になったと思いました。

薄紫の絵の具も色の混ざり方が均等ではないところが
返ってニュアンスが出て
みかんの塗り方と別の雰囲気になりました。

Yさんは「いつも自分ではダメだと思っているところが
この描き方だと肯定的になる!」
というようなことをおっしゃられてました。

絵を通じてその人らしさを
自分で認める、という行為を
もしかしたらしているのかもと思いました。


Tさんの作品

前回のTさんは朝日が登る場面を
大胆に描かれていましたが
今回はあの絵を経て
より自分らしい表現を取り入れるように描かれています。

Tさんが好む、淡い、初々しい色味
それを作り上げて背景に使いましたが
パレットナイフの使い勝手も
また新しい使い方も発見しながら
進んでいく様に
「一枚で進化!」という思いを持ちました。

だいぶ絵に慣れてきて
自分の得意不得意がわかりますが
自分のコンフォートゾーンから出て
こういう新しい挑戦をして
さらに自分の良さをわかっていく、
そういうところが素晴らしいなあと思います。

今回も同じ条件で
同じモチーフを描いたのに
こんなにもそれぞれの特徴が違って出て、
驚き、また嬉しく思いました。

今年一年
前半はコロナで恐る恐るのスタートでしたが
みなさんが変わらず明るく楽しく
絵を描いている姿に励まされました。
お疲れ様でした☆
また来年もいっぱいおしゃべり笑 お絵かきいたしましょう!

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