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E QK room

絵日記マンガ、絵本、日々の事など
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絵画教室@Nandaro

Kさんの作品

Kさんの今日の集中力は半端なかった!
まず鉛筆でラフスケッチをして
そこから本絵を別の紙に描いていきました。

スケッチでも花と枝の位置、
花の配置、それを意識しながら
キリッとポイントを押さえた描き方。
ラフを切り上げて
本絵に入っていく時の、揺るぎのない感じ。
そこにKさんの今までの経験値が表れているなあと感じました。

デルフィニウムという細かい花は
よく見るとただ水色ではなく
薄い黄色や緑、水っぽいような白など
次々と難題がやってきます。

気がついたのですが
「むずかし〜〜〜!」とKさんが悲鳴をあげる時(笑
Kさんの絵が一段上にアップしているように思います。

そして難しさに集中するから
絵にいい意味での真剣さが出てきます。

絵を描きながら「ちょっと不便なことが、実は自分を強くしている」
というお話をしましたが
絵にもそんなようなことがあるのかもしれない、と感じました。

そして自分にもとても示唆に富んだ言葉だと刻んでおります。

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親子絵画教室@Musica Soave

〔午前の部〕

久々のOさんファミリー
賑やかに始まりました♪

Rさんの作品

Rさんのアプローチの仕方は
ライブであてもなく始まりますが
Rさんの中での追求がなされるように見えます。

紙と色の滲みと重なり
そこで口でははっきり言えない「これは良いが、こっちは違う」
そういう感覚を試しているのだと思います。

Rさんは作家さんですし、私が何か教える、ということはないのですが
ここに来ていつもとはちょっと違う
色彩へのアプローチをする、というところに
私もすごい刺激を受けます。

こういう種がまたRさんの次に繋がっているのかな、と
何かとてもいい瞬間に立ち会っている思いです。

Hちゃんの作品

お母さんの作り方を見て
紙の奥に広がるような色彩の世界を自分でもやってみたくなったHちゃん。

トリミングをして
きっちり四角く切り取られたような世界は
ご褒美みたいな美しさです。

色をうっとりと作り出せる、
お母さんと一緒に。
ひっくるめて何か豊かなもの感じます。

Kくんの作品

入ってくるなり、家で作ってきた
「ドクターセット」を見せてくれました。
注射器や聴診器、治療するコードのようなもの
段ボールでとっても丁寧に作られていました。
作ったものを見ただけで、集中したのねーとわかるようでした!

粘土に絵の具を混ぜて
思ってい目玉の妖怪を作ろうと奮闘
ちょっと黒い絵の具が出過ぎてしまったのですが
金太郎飴のように「切ると新しい断面が!」と気がつくと
そこからまた面白くなってきました。

Kくんの作りたいものを
どんどん作っていく、
ちょっと上手くいかなかったら工夫する
その推進力がどんどんお兄さんになっていっている!と
成長ぶりに驚かされました。

Rくんの作品

まだまだ赤ちゃん、と思っていたらもう五歳!
Rくんも好きなポケモンを粘土で作ろうと奮闘しました。
Rくんは力強さと繊細に作る力も持ち合わせていて
ちょっとアドバイスをしただけで
体の曲線や赤とグレイのボディの作り方など
とっても一所懸命に作っていきました。
お兄ちゃんのKくんの助けもあって
爪や細かい筋のところまで納得できた作りだったと思います。

作品の出来、というよりも
この「作りたいものを追求していく力」が
とっても大事です。

この後尻尾も作ったり大活躍のRくんでした!


Sちゃんの作品

高校で油絵を始めたというSちゃん。
油絵独特の仕上がりもずいぶん理解して
肌の感じや透き通る水もとってもよく描けていると思いました。
元々形の取り方は正確に捉えられるので
デッサンも正確だと思います。

今回は陶器をスケッチしてもらいましたが
でこぼこの陶器の光はリアルなのに
線はイラスト的に、少し歪んだような暖かい線。
この「その物体を見て感じる線」を
繰り出せるというところに描き込んでいる蓄積を感じます。

将来的に美術の道に進むのか、そういうことを真剣に考える時期となっています。

進路とは別に
これから先、どういう形でも
Sちゃんは絵を描いていくのだろうな、と思います。



〔午後の部〕

Sさんの作品

Sさんは色と色の透明感ある重なりを今回テーマに描いていきました。
水彩では、色の混じり合いはタイミングや色の濃さなど
ちょっと料理のようなところと
ここぞという瞬間の阿吽の呼吸、みたいなものがあります。
そこを目指して何枚か試みることをされていきました。

色味がこちらは良いが
重なりは、混じり気はこちらが良い
でも表面が少しボソボソになってしまった
たくさん描いていっても、
これぞ、というものは数枚に絞られます。

なかなか根気のいることですが
偶然出会った時のその感覚を体に入れていくと
次回の出来栄えが数段レベルアップしたところからのスタートになります。

描き文字の感覚もとっても鋭くなってきていて
同じものでも自分の中で良いものと悪いものがあり
そこに悩みが生まれるのですが
それが進んできた証拠なのだと思います。

Sさんがこれからやっていこうとしている事と
絵や文字やデザインで自分で構築していることが
とってもピッタリと呼応していて
横で見ている私にも熱が伝わります。
応援しております!

Tくんの作品


「宇宙人に自分のことを教えてあげる」手紙を制作。
葡萄の木を画面いっぱいに描き、横には「自分の木」ものびのびと描きました。
Tくんの絵を見ていつも思うのは
しっかりと手で触った感触のある絵だということ。
葡萄の幹の皺や、そこから出来上がる果実の艶と甘さまで
Tくんの体全部で知ってる絵がそこにあります。

今多分そういう絵を描ける子は少ないと思います。
またTくんはその土の上から
いろんな想像を巡らして描く力もあって
それはとてもリアルに伝わる不思議な感覚があります。

また、粘土でピンクの鳥と
新幹線を作ったTくん。
鳥の翼も筋肉が感じられるようだし
新幹線も、ピンクの線が効いた
「よく見ているなあ」と感心する形です。

毎回どんな作品が出来上がるのか
本当に楽しみ。

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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 火曜日の教室

Hさんの作品

ポストカード用の絵の仕上げ、
そして新たに自宅に飾る絵を始められたHさん。

毎日見る絵だから、飽きのこないもの
そして気持ちが和らぐような色味
そういうものを考えて
過去の作品から特に気に入った野いちごの絵を描き始めました。

どうしても飾る絵を描く、となると力が入ってしまいますが
「試すような気持ちで」始めて
もし気に入らなかったら、また違うものを描けばよい」と
自分に言い聞かせながら描くと
軽さが出てきて良いかもしれません。

一度描いたものである、ということもまた
リラックスできる要素の一つ。

下書きをした後塗りながら
どんどん好きになっていくと
もうこれはしめたものです。

壁の絵を描くプロジェクト、楽しいスタートとなりましたね。


Kさんの作品

先月はばらを覗くように描かれたKさん。
オキーフの画集をめくりながら
今度は蘭の花を選んで「難しい〜〜」と悲鳴を上げながらのスタートでした。

でもKさんは毎回「難しい」となった時に
何かが発動して、難しさに振り回されながら
何か絵に没入していく瞬間があります。

とても真剣になるからでしょうか

かなり蘭を正確に捉えつつ
難しい奥行きも塗らないこと、書かないことで
表現できました。

なんでも簡単ではありませんが
「難しい、面倒」と思う中に
楽しさも混じるのかもしれません。

Hさんの作品


少々今回は時間がなく
仕上げることは難しかったのですが
Hさんの蘭の花弁を集中力をもって捉えられたと思います。

花弁の奥の影と、重なる花びらの色を
つぶさに追っていったと思います。

また次回新たに挑戦しましょう!

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イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 日曜日の教室

ジョージアオキーフの画集をお見せして
大きな画面いっぱいに花のクロースアップを描いた作品を見ていきました。

小さな花をじっと覗くと
影や色の違いがだんだんわかっていきます。

Eさんの作品

ジョージアオキーフのきっぱりとした色の使い方を見て
Eさんは好きなのでは、と思いました。
花をどこから見るか
そうすることによって今まで「花を見ること」を
ずいぶん端折ってきたか、がわかります。

組み立てをよく理解しようと
構造をとてもよく観察していて
しっかり積み上げてから色の違いを追っていくEさん。
そのアプローチ自体が、すでにEさんの
絵を描くスタイルだ、と思います。

濃いところ、薄いところそれを追っていくと
ちょっと瞑想的な気持ちになっていきます。
絵の醍醐味とも言えるのではないでしょうか。

この下敷きをさらに、深めていけると良いですね!!

Yさんの作品

画集を見ながら「こんな澄んだ色を使いたい!」とYさんは色味について反応されました。
同じ絵、一つとっても人によって感じる部分が違います。

Yさんが描いている絵にはすでにとてもYさんらしさが溢れていて
人には真似できない色味、塗り方があります。
「そうではなくて、別の感じ」を追い求めるのが多分
「改善」と思うことが多いように思うのですが
人の感じ、ではなく自分のスタイルをぜひ認めて
そこを伸ばしていってほしいと思います。

Yさん、描き進めていくととても軽やかに
葉っぱのカールを力を抜いて描きました。
自分では易々と描いてらっしゃるのですが
これはかなりの進歩です。
自分の積み上げたものは「当たり前」と思っていますが
ぜひ時々「なかなかやるじゃん。私」と思っていただきたいです♪

Tさんの作品

花に迫って花の香りまで写したのではと思いました。
Tさんの色の淡いグラデーションに
Tさんならではの美しさの捉え方があると思います。

白く抜いたところにもその先の花びらがあるように
ごくごく淡く近くまでピンクがついています。

水彩色鉛筆の良さと、経験値が指さきに乗っていて
描く時にコントロールされている、と思います。
きっと無意識で。
どんどん描くたびにその蓄積が
「こんな風に描きたい」ということを可能にしてくれるのだと思います。

今年も賑やかに
楽しいお絵描きいたしましょう♪

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