fc2ブログ

E QK room

絵日記マンガ、絵本、日々の事など
-

親子絵画教室@Musica Soave 

突然涼しくなったこの日。

小学生にはスポンジシートからハンコを作る工作を持っていきました。

スポンジシートは1.5mmと薄いので
鉛筆で切り取る形を描き
ハサミで切り取るのも簡単。
その後、鉛筆の線がついた方を
両面テープで持ち手にくっつけます。

ハンコを彫る時は、鏡像を考えて、逆に彫らなくてはいけませんが
このシートだと見たままの形を展開できるので
こどもと作る時は手軽で良いですね。

ペットボトルの蓋を持ち手にするのも
子どもの手にちょうどいい大きさです。
持ち手を大きくして、複雑、または連続のものにしたりもできます。


Kちゃんの作品

Kちゃんは、お母さんがハンコを彫るのが好きなので、物おじせず進めることが出来ました。
馬が大好きなKちゃんは、モチーフに馬と
それと合わせてジョッキーも人参も!!丁寧に彫っていきました。
Kちゃんは年中さんくらいからお母さんと一緒に来ていますが
小さい時から作るものをじっくり出来上がりを考えてから
行動に移します。
どんどん細かく丁寧に作れていて
作りながら、お友だちの誕生日カードを作ったり
今度は絵の具で絵を描いたり
自由に行き来しながら創作ができます。
この素直に作る姿に、励まされるものがあります。

作りながら数珠繋ぎに「あれも、これも作ろう!」となる時
心は自由でいろんな見方ができるようになります。
来月も楽しく創作いたしましょう♪


Sさんの作品

Sさんが丹精したお野菜を、スケッチ、その後色付けをしてきました。

このカボチャ、すごい!
出来上がりに思わず唸ってしまいました。

写実的である、というのもさることながら
この絵の良いことは
「カボチャness」をよく捉えているからです。
どんなに写真のようにかけていても、表面的なものもあります。
でもその実質はなかなか難しいものがあります。

きっと芽が出て、葉っぱが伸びて
ころり、と実がつき膨らんでいって
このどっしりとした最終系になるまでを
Sさんは見て触って、食べているわけです。
実感がこの絵にはあります。

この後、砂山がこのカボチャをもらいうけ
煮物にしていただきましたが
ホックホクで濃い香。美味しくいただきました。(役得役得)

Tくんの作品

Tくんにハンコの説明をすると
まずは稲妻の形を切り出しました。

ハンコはぺとっと押す時に、思いの外楽しくなります。
自分で色を選んで紙にポンポンしているのですが
何か「♪」という気持ちが出ます。
紙にいろんな色の稲妻が出現しました。

大きく竜をシートに描いたら
思わずその触感が楽しく、切り出すのはやめにして
さらに細かく描いていきました。

そう、「これを作ろう」と決めたけれど
描いたら思わず集中してしまい。。
という気持ち。教室ではその気持ちを大事にしてほしいと
思っています。
課題に沿わなくても、没頭した方向の方が
創造力がみなぎります。
Tくんのこの竜の緻密さにそれが現れています。

Rちゃんの作品

好きな色はピンクと水色。
トトロや猫バスを描いたり
フレームの中にお家を作ったり
自由に自由にRちゃんは描いています。
でも、よく見ると
かなりきちんと収まりが良いように工夫して描いています。
とっても集中してお絵描きできて、素晴らしい!

スポンサーサイト



-

イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 火曜日の教室

三浦半島では珍しい熱帯夜が続く日々。
もう少し涼しくなると楽なんだけどなあ。

Hさんの作品


Hさんはバスの絵の展示に向けて
何か見る人が参加できる工作を考えています。
折り紙から作る自分のバス。

それが一段落すると
花束の中から気に入った花や草を一本とって
それからインスパイヤされた絵を自由に描く、というテーマに移りました。

Hさんはガーベラを選びました。
いろんな色のものをランダムに画面に散らして
カラフルに塗っていく。
背景の色を水色で塗りました。
好きな色を選ぶ時、急に絵が宝物のようになっていきます。
そんな風に描きながら、自分の好みを反映するのが
とても上手になってきたと思います。

どういう課題でも自分の方向に近づけて
楽しみを見つけて作っていく。
そのコースが出来上がってきているのですね。
キュートな一枚になりました。


Kさんの作品

Kさんはこの課題を「難しーーー!!」と
最初ためつすがめつ始めました。

難しいと思うのは
「これが正解」というものがあるからだと思います。
正解は自分の絵には、自分の胸に聴かないとないのですが
その自分の感覚を信じるのが一番難しい。

これはまず手を動かすことをしないと
さらに考えこんでしまいます。

スケッチをしました。
アオキが一番シンプルなのでは、とチョイスしましたが
柊のようなツノ、斑が入った模様など
なかなか簡単には許してくれません(笑)

けれどもKさん、この葉っぱを重ねるように描き始めたところで
きっと何か「ハマる」感覚があったのだと思います。
大まかに形を描くと
グリーンのさまざまなトーンを塗っていき
とてもシックな作品を作り上げました。

塗り終わった後、折角綺麗なグリーンだから、と
残った絵の具で色面を作り、ゴール。

この感覚を、自分の中で「よし」、としていただけたらいいなあと思いました。

Mさんの作品

今回の課題を考えた時、
「これはMさんは自然と使っているな」と思いました。
スケッチして、その対象物を解体して
線やフォルムから画面を構成する。

一つの花にはそれぞれの特徴となるカーブや線があり
それは絵画的な言語ではないかな、と思うのです。

その言語を無意識に自分の作品に使っている、のがMさんだと思うのです。

別の教室で子どもたちと描いた
いろんな模様、デタラメ色面があるのですが
それも使ってちぎって貼って
Mさんの創造タイムは静かに熱く進みました。

バラのスケッチで難しいと悩んでいましたが
「バラ」の形はちゃんと捉えているので
それを転化した時にはちゃんと「バラ感」が展開していました。

絵の中に奥と、中間と表面があります。
その感覚の使い分けもとっても楽しいものとなっています。
これもMさんは遊ぶように無意識でやっているところが
絵の言語をしっかり自分で作ってきている証拠だと思います。

そしてMさんは今までの描き方と少しずつ変わってきています。
今までの細密画に別の要素、空気感がプラスされてきています。
色々な時期の色々な感覚を絵に残していくと
きっと後で見返しても楽しいと思います!

-

イラスト・スケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号 日曜日の教室

ツバメ号さんの夏のスペシャルドリンク。
スイカジュースをいただきました。
連日の暑さに効く一杯。
fc2blog_20220823105148670.jpg

今日の教室では、デザイン的なものの見方を勉強してみよう、と提案してみました。

まずは野の花で、パッと惹かれるものを手に取って
それをスケッチ。
次にその線やフォルムを解体するようにして
部分を使って画面を作っていく、という、エクササイズです。

慄く皆さん(笑)とはいえ、やってみたら意外にイケル!
そういうご感想もお聞きしましたー♪

Eさんの作品

手に取ったのはアンブレラツリーの葉っぱ。
楕円形の葉っぱが放射状に並ぶ
シンプルでモダンな形。
Eさんはきっとこれを選ぶだろう、と朝摘みながら思っていました。
Eさんの画面は整理されていてシンプルで
ある清々しさがあります。
この葉っぱが持つ明快なユニークさ、それを丹念にスケッチしていきます。

「別にこの色じゃなくてもいいのね!」
描いていくうちに自由な気持ちになってきました。
そして本来の緑色だけじゃなく、カラフルにいろんな色を塗っていきました。
そして、そこから「花火」を連想。
夜空と海の紺色を流すように楽しんで、
アンブレラツリーから得た形の花火を描いていきました。

絵の中で「こうしてもいいんだ!」と
一つずつ枷、みたいなものを「自分で」外していく。
ここに自由があると思います。
Eさんらしさが現れた良い一枚となりました。

Yさんの作品


Yさんはなかなか難しいツル系の植物に果敢に向かいました!
ヤブガラシという、庭の手入れでは一番最初に抜かれる雑草ですが
小さな花の蕾はピンクと黄緑で可憐だし
くるりとまとめると、リースのようになって
グレードアップして品が出ます。

植物にそういう価値を見出して描くと
なんとなくその植物も嬉しいのではないでしょうか。

画面には可愛らしいカーブと葉っぱが
愛でるように描かれました。
Yさんはスケッチにもピンクの背景を施して見ると
「この植物のここがかわいい」と
思った気持ちが伝わるようです。
Yさんのセンスがふわっと表されています。

そして次には連なる葉を放射状に描いていって
連続するリズムのある絵を。
Yさんはここのところ、グッと絵の楽しさを掴んできています。
何を描いてもいいのだ、自分が好きな感じを表していいのだ、
そういう肯定的な気持ちが発想を柔らかくしていると思います。

Hさんの作品


Hさんはえのころ草とチェリーセージの楚々とした佇まいを
画面にカラフルに描きました。
スケッチだけなのに、この軽やかな感じに風通しの良さを感じます。

そして次には、自分のインスピレーションで得たものを
描いていきました。
ざっくりとした茶色に
少し別の甘い色も入れ背景を塗っていきました。
背景を描いた後には、そばに置いてある椅子を登場させ
展覧会の絵も登場させて、画面を作りました。

Hさんはじっくりと対象物を描いて
背景の色やテクスチャーも「効く色」を選んで普段は描いています。
なので普段の絵とは少し別の雰囲気です。

ここからどういう方向に行くのだろうか
ある予感を持たせているなあと思いました。
そういう分岐点にある絵なのではないでしょうか。

自分がどういうものに惹かれているか、
それを自分の絵にどう入れ込むかを工夫したのではないでしょうか。
それは背景のテクスチャーだったり
明るい白やミントを厚みある感じで塗ったり。。

これまで積み重ねてきたじっくりと対象物を描いた結果の
その先の、Hさんにしか行けない道。
そういうものを感じさせる一枚です。

-

AQUAMUSEさんのコンサート&CDのクラウドファンディング

さてこちらはどこでしょう
IMG_4988.jpg
横須賀の衣笠にあるはまゆう会館というところです。
このホールで、AQUAMUSEさんのコンサートがあったのです。
image0.png
このコンサート、もう一昨年から楽しみにしていました。
というのも、このコンサートで使われるプロジェクションマッピングの
絵を私が担当させていただいたからなのです。

サン・サーンスの『動物の謝肉祭』の曲目に合わせ
いろんな動物を登場させて音楽に合わせて絵が動く…!!
普段紙と絵の具で描いている頭には想像が追いつかない。。

何か描き方を変えたりしなくては?などなど
最初は動揺がありましたが
よくよくお話を聞くと、私は普段通りに絵を描けばよくて
あとは技術の方が動かしてくれるということで
一転、ワクワクの方に
心臓が高鳴りました。

コロナでコンサートの延期が続き
待ちに待ったコンサート。
AQUAMUSEさんのみずみずしい演奏が始まると
自分の机で描いていたあの動物達が動き出し
ライオンも小鳥もロバも音楽と共にどどーん!と大きく映し出されると
思わず、「わ!」とちょっとだけ声が出てしまいました。
と同時に、なぜだか目から、じわっと何か水分が。。。
自分の絵が‥動いてる!

こちらは「白鳥」の曲の絵なのですが
image3.png
夜空がホールいっぱいに広がると
自分で描いた絵に包まれるような気持ちに。
なんとも不思議な体験。

そこにクラリネットの柔らか〜い音が先達になって
旅するような感覚でした。

フィナーレで紙テープのカーテンが上がると
image6.png
全員集合。
懐かしい顔との再会です。


コンサートでは演奏されなかった他の曲も
AQUAMUSEさんのYouTubeチャンネルでは
全曲が見られます。
曲目によってはクラリネットが金管楽器のようにも
ベースのような深い音にも聞こえて
幅の広さに感服しました。





また、今回バリトン歌手の宮本史利さん
image7.png
「動物園の団長さん」となって
ユーモアたっぷりに進行されました。

クラリネットのソフトな音色の伴奏で
「美女と野獣」を歌われたときは
歌う声が、人格を持った人みたいに感じました。
ホールに立ち上がる、大きな人。



グッズ売り場には
IMG_4999.jpg
AQUAMUSEさんたち四人をイメージして
クラリネット、バスクラリネットを吹いているカッコーさん達のポーチが。
使い勝手が良さそうな大きさです^m^


さて、このAQUAMUSEさん
今回のコンサートではお子さん向けのクラシック音楽でしたが
今後は新たなJAZZの世界に挑戦されるとのこと。
谷口英治さんをゲストに迎え
CDを作りたい! と只今クラウドファンディングを立ち上げていらっしゃいます。私も微力ながら応援させていただきました。


こちらがそのページ↓↓

プロクラリネット奏者によるクラリネットアンサンブルJAZZ CDを作成したい!


AQUAMUSEさんの新たな挑戦に私も励まされます!


該当の記事は見つかりませんでした。