イラストスケッチ教室@うみべのえほんやツバメ号
梅雨がつづく中、日曜日の教室でおしゃべりしながらスケッチ。
Aさんの作品
Aさんは今回は「模写の気分」でお気に入りの本を持ってきてくれました。
青と赤の鉛筆で描くシンプルなイラスト集。
パッと見ると、すぐに描ける!と思うのですが
描いて見るとなかなか思うように良い形が出なかったり
本のちょっとテンがずれただけで顔の表情が良くなかったり。。
意外と難しいものです。
でも、自分の手の癖が、こういう模写でわかります。
右からのカーブはいいけど、左が曲がる、とか
ここで力任せに行ってしまった。。とか
こういう模写をしつつ、ぜひその
エラーの方を矯正して行くより
その味を好きになっていただきたいな、と思います。
Aさんはこのシンプルな線画がやはりしっくりくるようなので
ここから先も線画を追求して行くと思うのですが
自分が惹かれる、その形と
自分から出る線の雰囲気
がちょうど良く出会うところ、を探して行けたら良いなあと思います。
好きな色の組み合わせ、もやっていただいて
その時の気持ちの上がる感じ、も確認すると
さらに絵が良い感じになって行きました^^!
Mさんの作品
お仕事が終わると家でもコツコツ紙芝居を描いているMさん。
がんばっています!
絵本のコンペに間に合うように、今色付けの真っ最中。
まず主人公を集中的に塗ってもらっています。
これは主人公が一定で崩れないようにするためです。
一枚一枚の場面を描いて行くと
どうしても力が入るページとそうでもないページにバラツキがでて
そのため、めくったら印象が変わって主人公がわからなくなる、ということを避けるためです。
ふわふわした主人公は、パステルで独特な描き方で仕上げています(これがまた時間がかかるのです!!)
でも、描いている最中はとっても集中できて、爽快感があるのだそう。
コンペも大切なのですが
ぜひお子さん達に呼んであげて
どんな風に伝わったか、感じて欲しいと思います!
Kさんの作品
Kさんはフィールドノートに、ちょっとした草花の絵を描いたりしたい、と思っています。
そして対象物をきちんと正確に描くことも得意です。
けれども、フリーに、色を楽しむように描くことも好き。
一番最初の教室では、心のむくままに
ただ丸を描いて、色を思うさま塗る、ということをしました。
その二つを合わせたら、どうなるかしら?と提案して見ました。
良く生徒さんにお見せするのですが
サラミッダさんの南仏スケッチの本をお見せしました。
風景から着想を得た幾何学にも見えるような
畑のパターン。
フレッシュな木の実や
生みたての卵のスケッチ。
身近にあるものの色をじっくり味わって
それから着想を得て作品にしています。
Kさんもきっとそんな風に世界をみて行けると思います。